しんちゃん(アニメ)は子供に見せるべき?見せないべき?
長寿番組であるアニメ「クレヨンしんちゃん」。
毎年映画化もされていて、人気コンテンツの1つですが、
「子供に見せたくないアニメ」だとか「教育によくないアニメ」としてもしばしば挙がる作品ですね。
実際のところどうなのでしょう?
テレビはどれも「絶対に見せた方がいい」ものはなくて、結局のところ娯楽です。
程度を守って楽しく見ればそれでいいです。
そして
「クレヨンしんちゃん」については巷で言うほど悪影響を及ぼす要因は少なくて、むしろ家族で見るなら大人も子供も楽しみやすい作品ではないかと思います。
テレビと子育ての関係
そもそもテレビが教育や子育てにとってどうかといえば、使い方によります。
テレビで子供が悪く育つことも良く育つこともありません。
以前の記事でも書きましたが、テレビ番組の内容によって子供の性格や行動傾向が大きく変わるというのは教育学的には懐疑的です。
詳しく以下をご参照。
そういったことを踏まえて、
じゃあテレビを見る時間をどのようにすれば子育ておよび子供にとって有意義かと言えば、
テレビの話題を子供と親が「共有」することで、感動や面白さといった「感情を共有」したり、どこが面白いどこがわからなかったといった「コミュニケーションのきっかけ」として「会話をする」ことが最も重要なのではないでしょうか。
要するに、
テレビを見るなら一緒に見て会話しましょうということ。
見せっぱなしじゃあ、何を見せても大して変わらないですよということです。
長寿番組としての「クレヨンしんちゃん」
クレヨンしんちゃん
ドラえもん
アンパンマン
サザエさん
長寿番組と言われるアニメはけっこう多いですね。
こういった作品と比較して、
クレヨンしんちゃんの特徴と言えば時代に合わせた変化が比較的柔軟である点です。
一番わかりやすいのはサザエさんとに比較ではないでしょうか。
サザエさんってびっくりするほど時代背景が変わらないですよね。
一方で、クレヨンしんちゃんはけっこう柔軟です。
時代の流れに合わせて、
しんちゃんのお母さんである「みさえ」は車の免許を取得したり。
今時は専業主婦でも車の免許を持っている人の方が多いですよね。
また、しんちゃんの妹である「ひまわり」が生まれたのも途中からです。
家族構成が大きく変わるって長寿番組のアニメとしては珍しいです。
また、近年では「みさえ」も「ひろし」もスマホを当たり前のように使っています。
その他、しんちゃんを怒る際のみさえの暴力シーンが自粛されたり、しんちゃんの下ネタの程度も近年は軽減しています。
まとめ
テレビ番組の内容によって子供の性格や行動傾向が大きく変わるというのは教育学的には懐疑的です。
テレビはどれも「絶対に見せた方がいい」ものはなくて、結局のところ娯楽です。
程度を守って楽しく見ればそれでいいです。
そして、
クレヨンしんちゃんは時代に合わせて作風や家族のあり方も柔軟に変化させていて、長寿番組でありながら「古さ」を感じにくいです。
そのため、子供も親もリアルタイムで共感しやすい作品ではないでしょうか。