【目次】 [close]
およそ1歳児の読み書き計算でできること
読み書き計算とは、将来の勉学につながりますから、お子さんの読み書き計算の発達は親御さんの関心事ではありますね。
しかし当然ながら、1歳ではまだ読み書き計算はできません。
そのため、読み書き計算の土台となる発達の様子がどれだけ見られるかがポイントになります。
では、読み書き計算の土台とは何でしょう?
「読む」とは字を読むことであり、形の違いがわかることですね。
「ね」と「れ」がわからなければ音読はできません。
つまり、形や絵を認識できるというのが「読む力」の土台です。
「書く」は当然ながら思ったように手に持った鉛筆を動かせないといけません。
お絵描きのレパートリーが増えることが「書く力」の土台です。
「計算」は数を扱います。
数を扱うには「多い・少ない」という概念が必須ですね。
多少の概念の理解が「計算する力」の土台です。
以下、もう少し具体的に見ていきます。
1歳児に読み書き計算の発達の目安
絵本の絵を識別できる
例えば絵本に犬と猫の絵があって、「ワンワン」と指をさして言える。
絵や形を識別できるところから、子供の読む力は始まります。
同じ物がわかる
犬の絵と犬の絵が同じで、猫の絵と犬の絵は違う。
2つの物が同じだとわかる。
専門的にはマッチングと言ったりもします。
何が同じで、どこからが違うのか。
これは感覚ではありますが、こういったマッチングの概念が1歳頃から始まります。
なぐり書きに興味を示す
まずは紙に鉛筆やクレヨンでなぐり書きで構いません。
「書く」という行為に興味を示すことから始まります。
ぐるぐる丸を描く
なぐり書きに慣れていたら、ぐるぐると丸を書くことにチャレンジしてみてもいいかもしれません。
まだきれいな丸は1歳頃は難しですが、ぐるぐると丸を書こうとすることは1歳台で見られます。
「多い」「少ない」の感覚
計算のためには数の概念が必要です。
そして数の概念の始まりが「多い・少ない」という概念です。
1歳頃は「どっちが多い?」「どっちが少ない?」という問いがわかるにはまだ少し早いかもしれません。
しかし、1歳頃になると多い・少ないの感覚が芽生えてはきます。
つまり「どっちが多い?」「どっちが少ない?」と理屈ではわからないかもしれませんが、
好きなお菓子が入っているお皿なら、感覚的に多い方を選ぶといった「多い・少ない」を意識した行動が見られてきます。
「もう1個ちょうだい」に応じる
子供がお母さんにビスケットを分けてあげる。
お母さんが「もう1個ちょうだい」と言うと応じてもう1個くれる。
この追加の指示が理解できてくるのが1歳頃です。
当然、子供がビスケットが好きでもうあげたくないならくれないかもしれません。
でもそこはかまいません。
重要なのは、相手が「もう1個」という追加の旨を言っているということを理解しているかといことです。
おわりに
子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの側面だけでその子の全体を語ることはできないものです。
あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。
また、子育てにおいては気になることを気軽に相談できる環境も大切です。
子供の成長が気になったら、一人で悩まず相談する一歩を踏み出してみましょう。
その他の記事
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




