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2歳児の食事と食育
2歳という時期は、一般に離乳食が落ちついて徐々に大人と同じ食べ物を食べ始める時期ですね。
2歳児の食事は食べることができる食材が増えてくる一方で、嗜好品についてはまだ早い時期です。
虫歯のリスクやカロリーや塩分などの栄養面から、お菓子やジュースの摂取に気をつけてあげましょう。
以下、およそ2歳のお子さんが食べていい物・いけない物をピックアップします。
もちろん、お子さんによってアレルギーの状況や口腔発達の状況、栄養学に関する見解は違うでしょうからあくまで参考程度に。
2歳児が食べていい物・ダメな物
牛乳
厚生労働省の資料によると、
牛乳の摂取は1歳半以降を推奨しています。
よって2歳児なら、本人に特にアレルギーがなければ摂取は問題ないでしょう。
刺身
2歳のお子さんにはまだ刺身は食べさせない方が無難でしょう。
フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)の資料によると、3歳未満のお子さんには生魚の摂取は避けることが望ましいとされています。
チョコレート
チョコレートは糖分を含んだ粘り気のあるお菓子です。
糖分が高い粘り気のあるお菓子は虫歯のリスクの高い食べ物とされています。
厚生労働省は乳歯が虫歯になると永久歯の虫歯のリスクも高まることから、まずは3歳まで虫歯を作らないことを推奨しています。
グミ
グミにはその独特の弾力性がありますね。
物を噛む力、つまり咀嚼能力は3~6歳頃から習熟していきます。
ハンバーガー
ハンバーガーは食べてもいいですが、カロリー過多にならないようにほどほどに。
一般的なハンバーガーに使われているのはパンや牛肉、トマトなどですね。
これらは2歳児なら摂取しても問題ない食材です。
例えばマクドナルドの普通のハンバーガーだと、2歳児の1食のあたりの摂取カロリーの半分以上を占めます。
そのため、ハンバーガーと一緒にポテトやシェイクを摂取するとちょっとカロリーオーバーかもしれません。
卵
卵は火を通しているのかいないのか、卵黄なのか卵白なのかで状況が異なります。
詳しくは以下をご参照。
ちなみアレルギーがある場合はもちろん避けてください。
コーヒー
コーヒーは2歳頃はまだ飲ませなくていいと思います。
コーヒーは嗜好品ですので、飲まなくても生活に支障はない飲食物です。
一口程度なら問題ないでしょうが、
コーヒー1杯分のカフェイン量は、2歳児の1日のカフェイン摂取量を上回っています。
生ハム
生ハムは少量ならいいですが、塩分過多になりがちなので4歳以降くらいが無難です。
また、生ハムは弾力性もあるので、2歳頃はまだ食べさせなくていでしょう。