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かっぱえびせんは何歳から?

かっぱえびせんを子供に食べさせる場合は3歳以降が目安と考えられます。
カルビーのホームページの見解や、子供の食事環境・咀嚼能力などを考えると上記の年齢が無難でしょう。
ただし海老アレルギーがある子についてはその限りではありませんので、医師の指示に従いましょう。
解説
かっぱえびせんの対象年齢
かっぱえびせんを製造するカルビー(Calbee)のホームページによると、かっぱえびせんを食べるおすすめの年齢は3歳頃からと記載されています。
子供は1歳半頃に離乳食が完了し、徐々に食べ物のレパートリーが増えていきます。
そして3歳前後に臼歯、つまり奥歯が生えそろっていきます。
これに伴い奥歯で物を噛むことも少しずつ上達していきます。
かっぱえびせんはある程度の固さのあるお菓子ですから、こういった咀嚼能力が伴うことは大切でしょう。
かっぱえびせんを食べるときに気をつけること
かっぱえびせんに限らずですが、
細長いスナック菓子を食べるときは奥歯での咀嚼だけでなく前歯での取り込みの様子も見てあげると有意義です。
歯にはそれぞれ役割があります。
奥歯は口の中に入れた物をさらに細かくすりつぶすための歯です。
前歯は食べ物を口に入るサイズになるようかじるための歯です。
食べ物を奥歯で噛みちぎるのではなく、きちんと口の真ん中から前歯を使ってかじることは大切な口の習慣の1つです。
小さいうちは奥歯での咀嚼だけでなく、こういった前歯での噛みちぎりの力が弱い子がります。
かっぱえびせんをはじめお菓子は嗜好品であり絶対食べないといけないものではありません。
どうせお菓子を食べさせるなら、こういった子供の発達を促す観点を持ちながらおやつを楽しむといいかもしれません。
エビは何歳から食べさせていいのか?(アレルギーについて)
参考資料
『カルビー商品は何才頃から食べられますか?』(Calbee)2022年10月12日検索
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』(厚生労働統計協会)2018年5月6日検索
『歯・口の健康づくりの理論と基礎知識』(文部科学省)2018年8月7日検索
『歯の健康』(厚生労働省)2018年1月6日検索
『幼児の咀嚼機能発達支援を通した口腔機能発達をめざす 食育プログラムの効果』(日本食育学会)2018年10月25日検索