子供と焼き肉って、何歳くらいから行って食べさせていいものなのでしょう?
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子供と焼き肉は何歳から?
子供と焼き肉に行って、それなりに店内のメニューを一緒に食べることができるのは何歳くらいでしょう?
厚生労働省の情報や各種文献を参考にすると、
焼き肉は2歳以降くらいが楽しめそうです。
以下、その根拠を見ていきます。
焼き肉に行けるための条件を考察
以下、子供と焼き肉に行く年齢を考える根拠を。
赤身の肉は何歳から?
焼き肉は文字通り肉を焼いて食べますね。
肉の種類はいろいろありますが、やはり代表的なものは牛肉。
つまり焼き肉に行くと赤身の肉を食べる機会が出てくるわけです。
火が通った赤身の肉を食べていいのは何歳頃でしょう?
厚生労働省の離乳食のガイドラインによると、
赤身の肉を食べさせ始める時期は離乳食時期である9~11カ月頃とされています。
これはこの時期のお子さんが鉄分が不足しやすいため鉄分を補う意味合いもあります。
牛肉、何歳くらいから食べさせてる?
先述のとおり、専門的な見解としては赤身の肉は火を通した上で11カ月前後から少しずつ。
では実際、ご家庭ではみなさんどうしているのでしょう?
子供に肉をはじめて食べさせるってけっこう勇気がいりますね。
さらに牛肉は高級品。特に「肉を食べさせよう!」と思わないとけっこう食べる機会が赤ちゃんはなかったりします。
厚生労働省の調査によると、
子供が12~15カ月時点でも牛肉を食べさせたことがある家庭は約54%。
約半分の家庭が子供が1歳になっても牛肉を食べさせたことがないわけですね。
肉を噛めるのは何歳?
肉を食べるならそれなりの噛む力が必要になりますね。
焼き肉の肉を噛めるのって何歳くらいからでしょう?
噛むには歯と顎の力が必要です。
もっと言うと、噛むためには奥歯が必要です。
前歯というのは食物を噛みちぎる歯。噛みちぎった食物を咀嚼するのは奥歯。
歯にはそれぞれ役割があるのです。
厚生労働統計協会にある論文を参考にすると、
奥歯、つまり臼歯が物を噛むことを営むようになるのは一般に1歳8カ月以降と言われています。
さらに臼歯が生えそろうのは2歳6カ月~3歳6カ月頃とされています。
もちろん、幼いうちは子供は噛む力が弱いのですぐに肉をたくさん食べられるわけではありません。
しかし物を噛む目安としては2歳前後くらいが1つの目安になりそうです。
年齢別、焼き肉店での過ごし方
以上を参考に、焼き肉店での具体的な過ごし方を考えます。
生後~9,11か月未満
この時期はまだ焼き肉店での飲食は難しいかもしれません。
7,8か月頃なら鶏肉などを食べてもいい時期ですが、茹でるなどの配慮が必要。
焼き肉店のように焼いて食べるスタイルでは固すぎるかもしれません。
おおむね1歳未満のお子さんと焼き肉店に行くときは、離乳食などを持参しましょう。
生後9~11カ月
食材のレパートリーとしては赤身の肉もありですが、まだ固くて食べられない可能性もあります。
おおむね1歳前後の場合は挑戦してみてもいいですが、離乳食や軟らかく炊いたご飯などの持参はまだ必要でしょう。
1歳6カ月前後
1歳後半から2歳未満の頃は、小さく切る・軟らかい部分をあげるなどの配慮の上で焼き肉店で飲食できる可能性があります。
ただしこの頃になると元気に立ち回るお子さんも多いでしょう。
焼き肉店特有の熱い鉄板をお子さんがさわらないように気をつけましょう。
2歳以降
2歳以降になると焼き肉店での飲食もずいぶんやりやすくなるでしょう。
ある程度の大きさに切った肉なら食べることができるでしょう。
ただし焼き肉店で取り扱っているようなキムチやビビンバなど辛い物は本人の様子を見ながら。
補足記事:辛い食べ物は何歳からどのくらい食べさせていいのか?
まとめ
以上のことからまとめです。
焼き肉へ行ける年齢って何歳くらいからなのでしょう?
厚生労働省の離乳食のガイドラインを参考にすると、
赤身の肉は9~11カ月頃から少しずつ摂っていい食材です。
しかしながら、焼き肉を食べるにはそれなりの咀嚼能力が必要でしょう。
奥歯が物を噛むことを営むのはおおむね1歳8カ月以降。
奥歯が生えそろうのは2歳半から3歳半頃。
これらを踏まえると、
焼き肉店でそれなりに飲食をするには2歳以降が無難かと考えられます。
もちろん、子供の発達には個人差があり、胃腸の強さやアレルギーなどもお子さんによるでしょう。
あくまで参考程度にとどめ、お子さん本人の様子を見ながら行っていきましょう。
その他の記事
参考資料
『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』(厚生労働統計協会)2018年5月6日検索