6歳児の発達

およそ6歳児の運動発達でできること~発達の特徴と目安~

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およそ6歳児の運動面でできること

6歳とは誕生日によって異なりますが、保育園や幼稚園の年長さん、あるいは小学校1年生に相当する時期ですね。

「6歳になる年」と捉えると、年長さんの時期であります。

6歳前後になるとずいぶんと複雑な運動も可能になっていきます。

6歳児の運動は、単に筋肉や体力の強さだけでなく、身体全体のバランスを使った複合的な運動がポイントになってきます。

具体的には縄跳びや自転車などです。

以下、6歳児の運動発達をもう少し詳しく。

 
 
 

6歳児の運動発達

一人で縄跳びができる

縄跳びはリズム感や体全体をバランスよく使う協調性が必要な遊びです。

練習量にもよりますが、なわとびができるのは6歳頃です。

 
 

自転車(補助輪なし)に乗る

6歳前後で補助輪ありの自転車を操作でき、6歳半ば頃には補助なしの自転車に乗ることも練習次第で可能になってきます。

ここで言う「自転車に乗る」とは当然ながらただサドルに座ることではなくて、具体的には

・ペダルをこいで進める。
・ハンドルを操作して曲がりたい方向に曲がれる。
・ブレーキを適切に操作できる。
・走っている途中に人や障害物を避けることができる。

といったことが挙がります。

 
 

ボールを連続的につく

ボールやまりを手でつきます。

ドリブルのように動かなくてもかまいません。
むしろその場である程度ボールをつき続けることができるかどうか。

5~10分くらいできるかが目安です。

5~10分ってけっこう長いですよね。

要するに、
特に邪魔が入らなければボールをつき続けることができるという状況に運動発達が至っているかどうかということです。

 
 

子供達だけでチーム戦

サッカーや野球やリレー。

子供達だけでチームに分かれてスポーツができ、チームの勝敗を競うことができる。

この「子供達だけ」というのがポイントです。

大人に指示されるのではなく、
自発的にチームを分けたり作ったりして集団で競うことができるコミュニケーション面の発達が重要です。

 
 
 

おわりに

子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの側面だけでその子の全体を語ることはできないものです。

あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。

また、子育てにおいては気になることを気軽に相談できる環境も大切です。

子供の成長が気になったら、一人で悩まず相談する一歩を踏み出してみましょう。

 
 
 

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参考資料

『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧

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