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およそ6歳児の読み書き計算
6歳になる年というのは保育園や幼稚園の年長さんに相当しますね。
そのため6歳という時期は誕生月によって年長さんあるいは小学校1年生の時期です。
本格的な勉強が始まる6歳という時期、「読み・書き・計算」というのは親の関心事の1つですね。
平仮名を読んだり「1+1」といった簡単な計算は、興味がある子であれば5歳頃からできはじめます。
そのため6歳頃というのは実際的な読み書き計算だけでなく、抽象的な概念や思考ができるかというのもポイントになります。
例えば数字を読めるかだけでなく、「日付」や「何月何日」といった概念があるかどうか。
自分の想像したものを絵や文章にできるか。
計算の勉強や書き順の勉強は学校でもやるでしょうから、親子の時間の中では上記のような少し抽象的な概念に触れる時間も設けたいものです。
以下、それぞれの分野の発達をもう少し詳しく。
「読み」の発達
平仮名が読める
家庭環境や練習量にもよりますが、ほぼすべての平仮名を読めるのが6歳頃です。
絵本の字を読んで、意味がわかる
ただ字を拾って声に出すだけではなく、その書かれている内容がわかるということです。
漫画を読む
漫画を読むためにはまず字を読める必要があります。
さらに、コマ割りがわかったりストーリー性が理解できないと漫画は楽しめないでしょう。
漫画の内容にもよりますが、およそ6歳頃になると漫画もある程度楽しめるようになってきます。
「書く」の発達
平仮名や数字を一通り書ける
覚え始めの場合、書き順が違うこともあるでしょうがそのあたりは徐々にで大丈夫です。
まずは書きたい文字を書くことができるか。
話を聞いてそれを絵に描く
ただ描ける絵、描きたい絵を描くだけではなく、
話で聞いた内容を理解して自分なりにそれを絵におこす。
想像力や言葉の理解も伴ってきます。
「計算」の発達
時計である程度は時間がわかる
アナログ時計の場合です。
デジタルならもう少し簡単でしょう。
日付がある程度はわかる
日付という概念がわかり、カレンダーなど日付を調べる道具を使うことで今日が何月何日か考えることができるかどうか。
おわりに
子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの側面だけでその子の全体を語ることはできないものです。
あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。
また、子育てにおいては気になることを気軽に相談できる環境も大切です。
子供の成長が気になったら、一人で悩まず相談する一歩を踏み出してみましょう。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧