6歳頃の手先の器用さ
6歳頃はリボン結びができてもいい時期です。
リボン結びは6~7歳頃くらいからできはじめるので、6歳頃はリボン結びができてもできなくても不自然じゃない時期と考えられます。
その子の状況と生活の状況に合わせて、必要があればリボン結びを教えてあげても差し支えない時期と言えます。
リボン結びと子供の発達の解説
リボン結びの練習・教え方
発達の土台の確認
リボン結びを練習する場合はそれだけを練習するのではなく、
リボン結びを練習しても差し支えない、発達の土台を先に築くことが大切です。
リボン結びを行うことは、手先の器用さが重要になってきます。
例えば5~6歳頃であれば、
手をパーにしたあと、親指にその他の指が1本1本リズミカルに触れることができるかを見てみます。
こういったことができるか否かが、その子の手先の器用さを見る目安の1つになります。
教え方
リボン結びの練習にあたっては、よく使われる方法は紐の両端の色がそれぞれ違う色の紐を使う方法です。
このような紐だと、いま自分がどのように紐をあつかっているかがわかりやすいです。
もしもそういった紐がない場合は、2色の紐を結んで1本にしてもいいでしょう。
こういった紐でリボン結びの練習をしていきます。
もしもリボン結びが難しい場合は、片結びなど簡単な結び方から練習していってもいいでしょう。
あるいは、
紐を結ぶのではなく、結んだ紐をほどくという作業を通してまずは紐の結びに慣れるというのも1つの段階かと思います。
おわりに
リボン結びについてはあまり方法論にこだわらず、その子の様子に合わせて柔軟に対応してあげることが大切でしょう。
女の子であれば、紐ではなく例えばリボンを人形に結んであげるといったシチュエーションのほうがモチベーションが上がるかもしれません。
男の子であれば、お父さんとキャンプに行ったときにロープを結ぶ手伝いをするというのもいいかもしれません。
キャンプではリボン結び以外の結びを行うかもしれませんが、いずれにせよ紐を結ぶということを興味を持って経験してもらうきっかけにはなるでしょう。
その子の性格や状況に合わせて、自然と興味を持てる場面設定をすることが大切です。