6歳児が知ってる言葉って何個くらい?
6歳児はどのくらいの言葉を知っているものなのでしょうか?
一般的に語彙は個人差が大きいとされるためあくまで目安ですが、
6歳頃の獲得語彙数はおよそ3000語と考えられています。
解説
6歳児の獲得語彙数
その子が知っている言葉の数を、獲得語彙数と言います。
言語発達に関する書籍によると、6歳頃の獲得語彙数はおよそ3000語と考えられています。
しかしながら冒頭に述べたように語彙数には個人差が大きい傾向があります。
一説では子供は就学前までに獲得語彙数が3000~10000語に達するという考えもあります。
このように、語彙の数は大きく幅があるようです。
就学前後の言語
6歳になる年度は、保育園や幼稚園の年長さんに相当します。
来年は小学生になる俗に言う「就学前」の年になります。
保育園や幼稚園のいわゆる幼児期は、大人や子供の会話をするコミュニケーションとしての言葉の発達が大切です。
一方で、小学校になるとコミュニケーションに加えて授業を理解したり教科書を読んだり作文を書いたり学習としての言葉の発達も大切になっていきます。
こういった背景から、幼児期の言語をコミュニケーション言語、学童期の言語を学習言語と捉えることもあります。
いずれにせよ、就学前後では必要な言葉の発達ががらりと変わってくることを意味します。
6歳児の言語発達
6歳児の言語発達のうち特徴的なものの1つに、論理的な表現力の芽生えがあります。
6歳半ばあるいは後半くらいになると、物事を客観的に捉えて比較し、それを言葉で表現できる力がついていきます。
これはどういうことかというと、例えば
「電車と車どちらで出かけたほうがいいか?」
という質問(問題)に対して、「電車が好き」など主観ではなく、
「電車のほうが道路が混まないから」や「家族で出かけるなら車の方がわいわい話せるから車」など目的に合わせて客観的に表現できるようになっていきます。
補足記事