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離乳の完了とは? 離乳食を卒業する目安|子供の食育

公開日:2021年9月8日


 
 

離乳の完了とは?

 離乳の完了とは、形のある食べ物を食べ、1日に必要なエネルギーの大部分を(母乳やミルクではなく)食物から摂ることができている状態です。

 また離乳の完了時期は手づかみ食べなども盛んな時期です。
 このように離乳の完了は食べる物だけでなく、その食べ方についても成長が見られる時期です

 
 
 

解説

離乳の完了の時期

 離乳完了期は一般的に1歳~1歳6か月頃を指し、以降は離乳の完了を意味します。

 離乳の期間は生後5~6か月の離乳初期、7~8か月の中期、9~11か月の後期、そして1歳~1歳半頃の完了期の大きく4段階で捉えられます。

 このように離乳の完了は離乳の4段階目であり、1歳半ば頃になります。

 
 

離乳の完了の目安

 離乳の完了の目安としては、形のある食べ物を食べるという口腔機能の発達の側面と、1日に必要なエネルギーの大部分を(母乳やミルクではなく)食物から摂るという栄養的な側面があります。

 形のある物を食べるためには、物を噛む必要があります。
 私達は口の右側にある食べ物を舌などを使い左に動かすことができます。
 このように、物を噛むためには口や顎や舌を多方向に動かしながら、左右が分離した動きを獲得する必要があります。

 さらに離乳完了期のポイントとしては、前歯でしっかり食べ物を噛みちぎり、唇の中心から食べ物を取り込む動作が大切です。

 
 

離乳の完了で気をつけること

 注意点としては「離乳の完了」はミルクや母乳を完全に飲まないことではありません。
 あくまで食物が栄養のベースとなっているなら、多少ミルクや母乳を飲むことは許容範囲です。

 また、「離乳の完了」は大人と同じ食べ物を何でも食べる・噛めるわけではありません。
 子供の消化器官や咀嚼能力は以後も成長していくので、離乳の完了は食育の1つの段階と捉えることができるでしょう。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索

『摂食・嚥下機能の発達と減退』(一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会)2021年8月19日検索

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