IQ70以下の人の割合は?
IQが70以下の人の割合は、全体のおよそ2%ほどです。
つまりIQが70以下の人は100人中2人くらいで、全体の下位2.3%ほどの位置に該当します。
ただしIQは算出に用いた知能検査によって数値の意味が大きく異なります。
以下、これらの点を踏まえてみていきます。
IQの解説
知能検査とIQの関係
IQの算出には主に知能検査を用います。
どの知能検査を用いたかで、IQの数値の意味は異なります。
ある検査で算出された70という数値と、別の検査でとった70という数値は同じものではありません。
医療機関などでも使われる正式な知能検査に、ウェクスラー式というものがあります。
現場では「WISC」や「WAIS」と呼ばれ日本および世界中で使われる知能検査の1つです。
今回はこのウェクスラー式を例に、IQ70という数値の意味を考えてみます。
IQの正規分布

上の図は、ウェクスラー式におけるIQの分布を占めします。
ウェクスラー式においてIQの平均は100となります。
IQは平均を取る人が最も多く、極端に低い人・高い人は少なくなるように問題設定されています。
そしてこれらは平均を境に線対象となっており、山のような形になっています。
IQのこのような傾向を正規分布と言います。
図のように、およそ95.4%の人が、IQ70~130の範囲に該当します。
またIQ85~115の人は68.2%ほどの割合になります。
そして、IQが70以下の割合は、全体の2.3%になります。
ちなみにIQが130以上の人も全体から見ると2.3%です。
このように、IQ70以下は全体から見ると下位2.3%に位置し、IQ130以上は上位2.3%であることがわかります。
IQ70の意味と位置づけ
先述の通り、ウェクスラー式においてIQの平均は100となります。
そして68.2%の割合であるIQ85~115の範囲が平均域と考えられます。
IQ70~85については、平均域かどうか解釈が難しいいわゆる「グレーゾーン」と考えられます。
このような分布の中で、IQ70以下は一般的に知的障害の可能性が示唆されていきます。
ただし知的障害というものは最終的には医師の診断が必要なものなので、IQが70以下だから自動的に知的障害と判断はできません。



