言葉の対象年齢考察

季節がわかるのは何歳から?~子供の抽象概念の発達~

公開日:2019年7月15日


 
 

季節がわかるのは何歳から?

季節がわかるのは何歳からでしょう?

春・夏・秋・冬といったそれぞれの季節がなんとなくでもイメージでき、今がどの季節か丸暗記ではなくて概念としてわかる。

個人差はありますが、
季節がわかるのは6~7歳頃です。

 
 
 

「季節がわかる」とは?

「夏」は暑いし、「冬」は寒いですよね。

こういった感覚を表す言葉、つまり「暑い・寒い」あるいは「熱い・冷たい」といった言葉自体だけなら4~5歳頃にはおおむね理解できます。

しかしながら、「季節を理解する」というのはもう少し抽象的な概念です。

春は暖かく、夏は暑い。秋には肌寒くなり冬は寒い。

季節の特色を理解するということは大切ですが、これらが巡っているという概念も大切です。

つまり、季節を理解するには
季節は4つあり、これらが巡っていることをわかることが大切です。

この四季が巡るという感覚が、季節と生活の結び付きの理解を手助けします。

つまり、
冬にはクリスマスやお正月があり、夏には海に行ったり花火を見たりするという記憶。

今は暑くて夏、海に行く季節で、だからもうすぐ今度は秋になる。

こういった思考ができてこそ、本当の意味で季節がわかると考えられます。

 
 
 

「季節の理解」と子供の発達

子供の発達を見る検査に、LCスケールというものがあります。

上記によると、
四季の順番がわかるのは6歳後半頃とされています。

6歳台というのは保育園の年長さん、あるいは誕生日によっては小学校1年生に相当する時期ですね。

6歳台というのはこういった抽象的な概念の理解が進んでいく時期でもあります。

 
 
 

まとめ

季節がわかるのは何歳からでしょう?

個人差はありますが、
季節がわかるのは6~7歳頃です。

しかしながら、子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの発達項目の年齢だけでその子の全体を語ることはできないものです。

あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。

 
 
 

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参考資料

-言葉の対象年齢考察

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