発達障害の子が幸せになる方法
「発達障害」の特徴の1つとして、しばしば「こだわり」が挙がります。
何かがすごく気になる、あるいは好きな一方で、別の何かにはすごく無頓着だったり嫌悪する。
あくまで1つの考え方ですが、
「こだわり」の対象をいかに「何かを生み出す」ことに向けられるかが、人生の充実や幸せにつながっていくのではと考えます。
何かを消費する活動
人には誰しも多かれ少なかれ「これをやっているときは楽しい」という「好きなこと」があるものです。
わかりやすい例として、
大人がハマることの1つに「お酒を飲む」というのがありますね。
しかしながらこの「お酒を飲む」という行為は、追求することに限界がある行為でもあります。
「お酒を飲むと楽しい」→「だからもっとお酒を飲む」という行為の先には、お金の散在や健康を害してしまうという状況が待っています。
つまり、
人が楽しいと思う活動の中には、それを追求しても「お金」や「健康」といった何かしらを損なう類いの活動があります。
何かを生み出す活動
一方で、世の中には何かを生み出すことに楽しさを見出せるものもあります。
例えば「絵を描くこと」や「文章を書くこと」。
「料理を作ること」や「楽器を弾くこと」。
こういった活動はやればやるほど自分のスキルが上がり、さらに楽しくなっていきます。
自分が何で「楽しさ」や「幸せ」を感じるような習慣を作るかは非常に重要です。
先ほどの「お酒を飲む」といった活動に自分の「幸せ」が依存していると、いつしか限界がきてしまいます。
一方で、何かを生み出す活動に「幸せ」を感じることができれば、その活動で一生幸せを感じることができます。
まとめ
「障害は不便かもしれないが不幸ではない」という表現はよく耳にしますね。
一口に発達障害といってもその状況は様々です。
「発達障害」を「特性」として活かし、不自由なく生活する人はたくさんいます。
その一方で、理由はそれぞれですが発達障害ゆえの「生きにくさ」のようなものを感じる人は多いです。
そういう「生きにくさ」を感じる中で、「自分はどんなふうに生きたらいいか」とか「どうやったら幸せになれるか」といったことを考えるのは人間の常ですね。
発達障害に限ったことではないですが、
「自分はどんなことで幸せを感じるか」と振り返るのは大切なことです。
そして、
それをやり続けても何が浪費されるのではなく、何かが生み出され自分を高めるような活動であれば、ぐっと幸せを感じる機会は増えます。
自身の「こだわり」を何に向けるか。
いろいろなことを経験する中で「何かを生み出す活動」に触れていくことは悪くないでしょう。