子育てで時間を割くべきことは何か?
価値観は人それぞれなのであくまで考え方の例ですが、
- 褒めて共感し子供にとって良い習慣を形成する
- 親が踏みとどまることで子供の悪い習慣を助長しない
子育てにおいては上記の2点に力を注ぐ・時間を割くことが大切ではないかと考えます。
以下、この2点の具体的な内容について。
解説
褒めて共感し子供にとって良い習慣を形成する
子供は独立した人格を持つ存在であり、親の言いなり・好きなように育てられるわけではありません。
しかし親の働きかけの影響は、子供にとって大きなものだと思います。
子供が良い習慣を形成するためには、日々の親の働きかけが重要だと思います。
ここで言う「良い習慣」とは、もちろん様々ありますし家庭によって考え方も多様でしょう。
早寝早起きの習慣かもしれませんし、毎日家で宿題をする習慣かもしれませんし、小さなことでも自分から「ありがとう」と言えることかもしれません。
いずれにせよ、こういった能動的な習慣は流されるように生活していても形成されるものではありません。
しかしながら、叱って強制してもそれは「やらされている」だけで自発的な習慣形成に至らない場合もあります。
望ましい習慣は、親が一緒にポジティブな気持ちで形成していく必要があります。
子供に早寝早起きの習慣をつけてほしいなら、親も(スマホをダラダラ見たりせずに)一緒に早寝早起きをしないといけないかもしれません。
宿題の習慣化を目指すなら、なぜ毎日コツコツ勉強することが大切なのか、その重要性をきちんと話さないといけないかもしれません。
宿題を解けたときはちゃんと向き合って褒めてあげることも必要でしょう。
子供が「ありがとう」と言うためには、親自身も心を込めて普段から「ありがとう」を言って手本にならないといけないかもしれません。
子供の習慣を作るということは、親自身も習慣を作っていくことでもあります。
親が踏みとどまることで子供の悪い習慣を助長しない
良い習慣を作ることと同じか、場合によってはそれ以上に、悪い習慣を助長しないことも重要です。
例えば子供がお店でおもちゃを買ってほしくて駄々をこねたとします。
親としては外出先で騒いでほしくない。安いおもちゃならまぁいいかとその場しのぎでおもちゃを買って子供を静かにしようとする。
子供はほぼ間違いなく、無意識の中で「駄々をこねれば要求が通る」という経験を刻みます。
ネガティブな行動で目標が達成されるような経験を子供に積ませてはいけません。
それは積み重ねれば積み重ねるほど強固になり、親や周囲は余計に困るようになります。
悪い習慣を助長しないようにするには、どこかで親として責任をもって踏みとどまる時間と労力、それらを費やす覚悟が必要です。
子供は駄々をこねたりわがままを言ったり間違った手段を取ってしまったりすることは往々にしてあります。
大事なことは、そういった間違った習慣を断ち切るために親が向き合うこと。間違った習慣を助長しないようにブレーキの役割を担うことです。