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1歳半検診で聞かれそうな内容・1歳半でできそうなこと

公開日:2017年7月18日

1歳半健診は文字通り子供が1歳6カ月になるころに受ける健診ですね。
自分の子供の成長がどの程度か、気になる親御さんも多いでしょう。

当然ですが、1歳半健診では一般に1歳半でできそうなことが聞かれます。
ここで注意するのが、健診は試験ではありません。特別練習しなくても1歳半頃に自然にできるようなことを聞かれます。
つまり健診だからと試験勉強のように子供に何かをさせる必要はありません。

とは言っても、「健診でどんなことを聞かれるのだろう?」と思うのも親としては当然の気持ちですよね。

今日は1歳半頃のお子さんの発達の様子をまとめました。
子供には個人差がありますので、あくまで参考としてご覧いただければ。

補足記事:子供の発達を見る際に必要な2つの原則
 
 
 
【言葉の面】
言葉は大切なコミュニケーションツールです。
1歳半頃の言葉の発達は意味のある単語を発するかどうかがポイントになりますが、それ以上に重要なのが人を意識できているかという点です。
視線が合う。スキンシップを楽しそうにする。こちらの言葉かけに反応する。
人とのやりとりのとっかかりがあるかどうかが大切です。

以下、具体的な項目です。

☑単語がいくつか言える

☑指さしができる

☑簡単な指示に応じる
大人の「おいで~」や「ちょうだい」などの言葉かけに対して応じることができるかです。
 
 
 
【運動の面】
この時期の運動面のポイントはやはり「歩行」が中心になってきます。

☑一人で立ったり座ったりしゃがんだりできる

☑歩ける
まずは立って歩けるか。歩けるならどのくらい歩けるか。日常、10分以上連続で歩けると望ましいです。

☑リズムに合わせて体を動かす
 
 
 
【手先の器用さ】
様々な遊びに関わる手先の器用さも成長を見る上でのポイントです。

☑積み木を積む
1個ではなく複数個積めればなおGood。

☑入れ物に物を出したり入れたりする
出す一方、入れる一方ではなく双方ができるということです。

☑ドアを開ける
ノブを回すようなタイプではなく、ふすまのようなタイプです。
押すだけで開いたりスライドさせるだけで開くようなドアを開けたり閉めたりできるかです。
 
 
 
【生活の様子】
一見わがままと思われる行動も成長過程では大切であったりします。
わがままも人見知りもその時期と程度がポイントになります。

☑おもちゃを取りあう

☑親の真似をする
親が使う物、していることに興味を持ち始めます。

☑ご飯が食卓に来るのを待てる
短時間でOKです。

☑自分で食べたがる
 
 
 
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