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0~3歳のモンテッソーリ教育
日本モンテッソーリ教育綜合研究所の見解によると、
モンテッソーリ教育では幼児期を前期(0~3歳まで)と後期(3~6歳まで)の2つに分けて考えます。
このうち前期(0~3歳)については以下の7つの分野を念頭に活動を行います。
解説
粗大運動の活動
歩く・走る・立つ・座るなど基本となる運動、大きな動きを身につけていきます。
粗大運動をしっかり習得していくことで微細な運動を可能にしていきます。
微細運動の活動
手先・指先を使った細かな運動を指します。
教具を使って遊びながら手先を刺激することで、より繊細な動きや操作を獲得していきます。
日常生活の練習
日常生活の練習では衣服の着脱など生活動作に加え、植物の世話なども活動に盛り込まれていきます。
幼いうちは不十分な面もあるでしょうが、やってみようとする意欲が大切です。
言語教育
その子の発達段階に合わせていろいろな言葉に触れていきます。
感覚教育
後期の感覚教育もそうですが、モンテッソーリ教育における感覚教育は教具を使って分類を行うなど視覚操作・視知覚認知的な側面も含んでいます。
いずれにせよ、子供が興味を持って教具や具体物を操作することは、抽象的な思考へのつながる大切な過程です。
音楽
音楽を聴いて身体を動かすという音楽と取り入れる側面と、楽器を操作したり慣らす音楽を発信する側面の両方があります。
歌う、踊る、楽器を鳴らす。いずれも大切です。
美術
クレヨンでのお絵描きや粘土など、表現することを楽しみます。
こういった活動は目と手の協応動作も促します。
全体の解説
参考資料
『実行機能の初期発達,脳内機構およびその支援』(心理学評論刊行会)2021年11月6日検索
『子どものための物理的環境とは何か モンテッソーリ教育の場合』(人間環境学研究会)2022年6月25日検索
『日本モンテッソーリ教育綜合研究所』2022年6月25日検索
『モンテッソーリ教育から学ぶこと』(安全工学会)2022年6月25日検索