発達障害

お店で走り回る子供と発達障害の専門家が感じるもの

公開日:2020年8月7日

以前、発達障害のお子さんに関わる仕事をしていた経験から、発達障害について考えていきたいと思います。


 
 

スーパーで走り回る子

ある日スーパーで買い物をしていて、

走っている子供と、その子を追いかけるお母さんに遭遇しました。

その親子は見知らぬ他人であり、まったく面識がないのですが、

そのとき、何か発達障害に通ずるものを感じました。

あくまで主観なので真偽のほどは定かではありませんが。

ただ個人的に思うのは、

発達障害児と一定期間関わってきた人は、
親子が走っている様子を見るだけで、
その子の発達障害の有無がなんとなくわかるようになってくるなあと感じます。

 
 
 

「目に見えない障害」がわかる専門家

発達障害というものは身体障害と異なり、一般には「目に見えない障害」と言われています。

しかし発達障害のお子さんと関わりそれなりにスキルを持っている人は、子供達のかすかな言動だけでその子について察するものがあります。

「発達障害児だな」と決めつけるまでではないですが、

「もしかしたら」とか、
「ん、衝動性が強いな」とか、
「視線の運びがあの子(自分が関わったことがある発達障害児)と似ているな」と思います。

 
 
 

発達障害に関して親の言動から感じるもの

発達障害の専門家は、お子さんのわずかな言動を見ただけでその背景にあるものを察します。

そしてこれはその子の保護者に対しても言えます。

発達障害の専門家は、
お母さん(お父さん)のわずかな言動を見るだけで、
その子の発達障害に伴う背景を察します。

冒頭の、スーパーで走り回っていた子とそのお母さん。

その子自身、あまり周囲を気にする様子もなく、視線の運びもどこかぎこちない様子でした。

しかし個人的にはお母さんの走り方も印象的でした。

そのお母さんの走り方が、発達障害児を追いかける親の走り方を彷彿とさせました。

 
 
 

おわりに

発達障害児と関わる経験を積むと、同時に発達障害児を育てる親の言動にも何か共通点のようなものに気づき始めます。

例えばスーパーで子供を追いかけているお母さん。

コミュニケーションが成立しにくいゆえに、お母さんは本当に「捕まえよう」と走ります。

だから全力なのですが、そこに周囲の目を気にしてその全力に若干ブレーキがかかります。

そして子供に追いつくと、しっかり手をつなぎます。
また走るかもということが容易に想像できるからです。

けれど、あまり力強く子供を押さえることはできません。
周囲の目もあるからです。

だから結果として子供はまた走っていってしまいます。

この塩梅が専門家にとっては「あるある」なのではないでしょうか。

 
 
 

補足記事

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