5歳頃の手先の器用さ
5歳頃はリボン結びができないことはないですが、比較的早い時期と考えられます。
もしも5歳でリボン結びができない場合、教えてもいいですがまだ焦る必要もないと時期と言えます。
リボン結びなど特定の練習だけ行うよりは、幅広くいろんな経験を通して手先の器用さを刺激してあげるほうが良いでしょう。
リボン結びと子供の発達の解説
リボン結びの練習・教え方
発達の土台の確認
5歳頃はハサミで形を切り抜いたり、ねじを締めたりなど道具をある程度使えるようになってくる時期です。
パンにバターを塗ったり、ホットケーキをナイフで切ったり、食器具の使い方も少し発展してきます。
4歳頃はこういった道具に興味を示し、どちらかというと道具を使うこと自体が遊びになっていた面も否めません。
しかし5歳頃は道具を道具として、目的を持って使える機会もレパートリーも増えてきます。
教え方
5歳頃にリボン結びを練習するのは、子供によってはなかなか難しい作業です。
まずは片結びなどで紐を扱うことを経験することが有意義でしょう。
紐はある程度太い物のほうが行いやすいでしょう。
また、一端をセロテープなどでテーブルに軽く固定してあげると扱いやすいかもしれません。
大人が二人場織のように後ろから手を補助してあげると子供は自分でやっているイメージがつきやすいでしょう。
おわりに
リボン結びをはじめ、手先を使った作業は体で覚えるというか、理屈では大人も説明しにくいものです。
そのため、「輪っかのトンネルを紐さんが通るよ~」など、
その子がイメージしやすい言葉かけも大切になってくるでしょう。
その一方で、言葉かけより実際にしているところを目で見たほうがわかりやすい子もいるでしょう。
耳で聞いた説明のほうが物事を理解しやすい傾向を聴覚優位と言います。
反対に、実際に目で見たほうがわかりやすい傾向を視覚優位と言います。
聴覚優位か視覚優位かは人によって異なります。
その子の傾向を見ながら、教え方を調整してあげましょう。
何を教えるかも大切ですが、どう教えるかも大切です。