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5歳児の発達を促す言葉遊び
3~4歳頃は言葉遊びというと「○○なーんだ?」といった単語で聞いて単語で答えるクイズが多いです。
これに対し、
5歳頃の言葉遊びは短い文章でのやりとりが増えてきます。
クイズやゲームにおけるルールも理解し始め、
なぞなぞやしりとり、カルタなどより巧みな遊びができるようになっていきます。
5歳児の言葉の発達
5歳児の言葉の発達は説明能力がついてくることが特徴的です。
ある物事を知らない人には詳しく、すでに知っている人には端折って。
そういった相手を意識しよりわかりやすい会話をすることに意識が向きはじめます。
読み書きもできはじめ、
文字や言葉の音を活かした言葉遊びも盛んになってきます。
5歳児と家でできる言葉の遊び
しりとり
類似して、
「『あ』のつく言葉な~んだ?」
といった○○のつく言葉もやりがいのある時期です。
カルタ
5歳頃は単語の音を抜き出す力が身についてくる時期です。
そのためしりとりと同様、言葉の頭文字を意識する遊びは良い刺激になります。
なぞなぞ
「夜になると見えるものな~んだ?」
→「星」
物事をいろんな側面でとらえる必要があるなぞなぞも、5歳頃から解きごたえがあります。
どうして○○するのでしょう?
「どうして歯磨きするのでしょう?」
→「虫歯になるから」
普段やっている何気ないことの理由を答えられるか。
説明能力の練習になります。
擬音語遊び
卵はつるつる。
網戸はザラザラ。
魚はスイスイ泳ぎ、
鳥は翼をパタパタ。
擬音語を思い浮かべる力も4~5歳頃です。
おわりに
5歳頃になるとずいぶんと言葉が巧みになり、一見するとどれほど言葉の力がついているか親でもわかりにくいものです。
言葉遊びなどを通して、その子の表現力や理解力を見ることは、日々の会話の工夫にもつながっていきます。
また、何気ない会話においても
昨日あったことなどを思い起こして話せるかも、幼児期の言語発達では大切な指標になります。
無理に話させる必要はありませんが、普段の会話はやはり大事だということでしょう。