育児・教育コラム

子供の落ち着きのなさ・切り替えのできなさを助長してるなあと思う親の言動一覧

公開日:2020年6月16日


 
 

親の言動は子供に影響する

発達障害児と以前接していた経験から、

子供の落ち着きのなさや、切り替えのできなさを助長してるなあと思う親の言動をリストアップしたいと思います。

子供は親とは別の人格を持った存在であり、
子育てにおいてなんでも親の責任にすべきではないと基本は思っています。

しかしその一方で、
やはり子育てにおいてある種の「テクニック」のようなものは存在して、それを知っているかいないかの差は大きいのかなとも思います。

 
 
 

子供の落ち着きのなさ・切り替えのできなさを助長してるなあと思う親の言動一覧

駄々をこねたらお菓子をあげる

お店で駄々をこねる。
静かに待っていられない。

こういうときに、その場を解決するためお菓子やおもちゃをあげたり買うケースがあります。

駄々をこねて好きな物(お菓子)がもらえれば、子供はそれを繰り返します。

それが習慣化するともっと駄々をこねるかもしれません。

静かにさせるためにお菓子をあげるのではなく、静かにできたらお菓子をあげます。

駄々をこねたり、周りを見ずに自分ばかり主張するのは端的に言えば「好ましくない行動」です。

お菓子をもらえたり欲しいものが買ってもらえるのは、子供にとって「好ましい結果」です。

「好ましくない行動」をしたときに「好ましい結果」を与えてはいけません。

「好ましい結果」は、「好ましい行動」をしたときについてくるものです。

 
 

親もスマホ

子供が何時間もスマホやタブレットを見ていることが珍しくない世の中になりました。

タブレットで学習できるアプリも多いので物は使いようですが、

やはり何時間もYouTubeを見たりゲームをして、睡眠時間や学習時間に支障がでたらそれは好ましくありません。

とはいっても、

テレビもスマホもタブレットもゲームも、子供には魅力的です。

子供に娯楽を制限する際、親が節度ある使用をしてなければ説得力はないでしょう。

親がダラダラスマホを使う生活をしていては、子供もそれに流されてしまいます。

好ましい子供の習慣は、好ましい親の習慣から生まれるのだと思います。

 
 

なんでもしてあげる

子供ができないからと、なでもしてあげる親がいますが、

やはりチャレンジしなければ技術も心も成長しません。

もちろん子供はまだできないことがたくさんあります。

難しいことをいきなりやるようにいわれても、挫折してしまうかもしれません。

なんでもしてあげるわけでも、
なんでもかんでもさせるわけではなくて、

一緒にしたり見守ってあげることを大切にしてあげます。

 
 

形だけの言葉

「ありがとうを言いなさい」
「ごめんなさいは?」

言葉を無理やり言わせる親がいます。

そこで子供がうまく言えずに黙ってしまうならまだマシです。

一番マズイのは、

「ただ言えばいい」ことに慣れてしまった子です。

そのことに本当に感謝していない。
嬉しさを感じていない。

そのことがいけないことと思っていない。
悪いと思っていない。

ただ親に言われた通りにその言葉を言えば、その場をしのげると思っている。

なぜそうなったのかと言えば、

「ありがとうを言いなさい」「ごめんなさいは?」は子供に向けて言っているわけではなくて、

「ちゃんと私は子供に教育をしてますよ」という周囲へのポーズになっているからです。

本気で言わないから、子供も本気ではとらえないのです。

 
 

子供の「大切」をわからない

例えば子供が持って帰ってきた石。
「そんなの戻してきなさい」とすぐに言ってしまう。

子供が気に入っている洋服。
それはしまい込み、ブランド物の服を着せる。

子供には子供の、「大切」があります。

その「大切」は大人には理解できません。

けれど子供の「大切」を大切にしてあげなければ、

子供が自分の「大切」について考える機会を失ってしまいます。

子供が持って帰ってきた石について、話を聞いてあげて、共感する。

心を共有することはある意味で一番大切な育児です。

 
 
 

おわりに

あくまで参考程度に。

育児に100%はなくて、「こうしたからこう育つ」と言い切れないのが子育ての難しいところです。

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