定型発達児にもつま先歩きは見られるか?
「つま先歩き」は定型発達・健常児においても発達過程で見られることがあります。
しばしば発達障害児・自閉症スペクトラム障害児のつま先歩きが注目されますが、つま先歩きは定型発達においても見られる行為です。
つま先歩きをしたからといって発達障害というわけではありません。
解説
つま先歩きと発達障害
発達障害、特に自閉症スペクトラム障害(ASD)において、しばしば特徴的な行動として「つま先歩き」が挙がります。
踵を浮かせ、つま先立ちをし、そのまま歩く「つま先歩き」。
こういったつま先歩きを日常の歩行場面で行う。
つまり「『つま先歩き』をしなくていい場面であえて『つま先歩き』をしている」子供がしばしば見られます。
この背景には、 自閉症スペクトラム障害による感覚の特異さから、「足の踏みしめ感」に違和感を示していることが考えられます。
しかしながら、自閉症スペクトラム障害児だからといってみんながつま先歩きをするわけではありません。
あくまでそういったケースもあるという話です。
つま先歩きと定型発達
そもそも「つま先歩き」自体は定型発達でも見られる行為です。
必ず・全員ではありませんが、つま先歩きが「できる」「やってみたい」時期が子供にはあり、それは運動発達として自然なことです。
少々のつま先歩きを子供がしたからといって「発達障害かも」と考えるのは早計と言えるでしょう。
もちろん、明らかに頻度・強度が高い場合は専門家に相談するほうが良いでしょう。
その際は親だけで悩まず、保育園の先生の意見やかかりつけ医の意見、市町村の発達相談など客観的な意見を踏まえて考えるほうが有意義です。
つま先歩きは何歳頃に見られるか?
参考資料
是枝喜代治(2014)『ASD(Autistic Spectrum Disorder)児者の初期運動発達の偏りに関する研究 保護者へのアンケート調査を基に』(NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会 日本自閉症スペクトラム学会)2024年12月21日閲覧



