4歳児と何をしゃべればいい?
およそ4歳くらいのお子さんと、大人はどんなふうにしゃべったらいいのでしょう?
子供の会話能力や発達には個人差があるのであくまで目安ですが、
4歳児との会話では、その子が話したい話題に沿って会話のキャッチボールをしながら、その子が疑問に思った点は丁寧に答えてあげるようにします。
そして、子供の負担にならない程度に、
話題の時系列を整理してあげながら話を聞いてあげます。
以下、これらの根拠を。
4歳児の会話能力の発達
4歳とは保育園・幼稚園の年少~年中さんの時期に相当します。
集団行動も始まり、相互的なコミュニケーションが芽生えてくる時期です。
そんな4歳児の会話の特徴はズバリ「話題の継続性」と「物事に疑問を持つ」点です。
3歳頃は文脈もなくバラバラだった話が、4歳では次第に話題に沿って会話をできるようになってきます。
さらに、「なんで?」と素朴な疑問を持つようにもなってきます。
これは「わからないこと」の「どこがわからないのか」「なぜわからないのか」などを改めて考えることができる認知の発達でもあります。
4歳児の会話能力のついては、言語検査を参考に以前詳しくとりあげたので、よかったらそちらをご参照ください。
4歳児との会話の仕方
上記のように、4歳頃というのは言葉のキャッチボールができ始める時期なので、大人としても子供と話すことが楽しくなってくる時期でもあります。
そんな4歳頃には、素朴な疑問を聞いてくることも少なくありません。
なんで鳥は飛べるの?
なんで信号は緑なのに「青」って言うの?
なんで今日はお菓子買わないの?
などなど。
疑問を持てる、問題意識を持てるというのは成長の証であり、知的好奇心の表れです。
子供の疑問には、子供にわかる表現で丁寧に答えてあげます。
一方で、必ずしも科学的に正しいことで説明する必要はありません。
大人が丁寧に接してくれて、疑問に対してその子なりに納得できたという満足感が何より大切です。
おわりに
子供発達には個人差がありますから、「何歳でこういう状況」というのはお子さんによって異なるでしょう。
しかしながら、多くの場合、
発達のタイミングは違っても、発達の順序は一緒である場合が多いです。
つまり、「話題に沿った会話をしたり、物事に疑問を持つ」という時期は、お子さんによって4歳より前後するかもしれません。
しかし、冗長な会話をする時期がまったくなく、いきなり話題に沿った会話を巧みにできる子はほぼほぼいないでしょう。
今のお子さんの会話の段階がどんな時期かを見てあげながら、会話をしていきたいものです。
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