積み木を高く積めるのはいつから?
子供が積み木を高く積んで遊ぶことができるのは何歳頃からなのでしょうか。
おおむね立方体であり、子供が持って差し支えない程度の重さ・大きさであると仮定します。
5個から10個程度、積み木を縦方向に重ね、高くなっている積み木に面白さを見出す。
個人差はありますが、子供が積み木をある程度高く積めるのは、3歳頃からと考えられます。
解説
積み木を積むこと
積み木を積む行為は、子供の物に対する興味や手先の力、見る力やバランス感覚など発達の様々な側面を観察できる活動と言えます。
遊びという観点からも子供が取り組みやすく、健診などで取り入れられることも多いでしょう。
そして子供が積み木を積めるか積めないかだけでなく、「何個積めるか」「何回積めるか」に着目すると、子供のバランス感覚のレベルや反復作業に対する姿勢も観察できます。
バランス感覚は言わずもがなでしょう。
積み木は積めば積むほど難易度は上がりバランスを取る力が必要になります。
積み木を積む行為を繰り返すことは、おおむね同じ動作を行っていく反復作業です。
積み木を1個積んだだけで飽きてしまうのか、その後も(だんだんと高くなっていく積み木に興味・関心を見出し)繰り返し積み木を積めるのか。
この点を観察することでその子の集中力や知的好奇心の傾向を見ることができるでしょう。
定型発達における積み木を積む動作
子供の発達を客観的に見る方法のとして、遠城寺式乳幼児分析的発達検査、津守式乳幼児精神発達質問紙、KIDS乳幼児発達スケールなどがあります。
こういった定型発達を踏まえた質問紙によると、積み木をある程度高く積む行為は3歳前後から見られるを考えられます。
ここで言うある程度の高さとは、積み木の大きさや形状によるので一概には言えませんが、例としては5個以上10未満くらいが考えられます。
積み木を積むことと子供の発達
子供が積み木を積む場合、何個積めるかといった手先の器用さ・バランス感覚だけでなく、積み木に対する子供のリアクションも重要です。
ただなんとなく積み木を積んでいるのか、それとも、高くなっていく積み木に慎重になりながら、ハラハラ・ドキドキを感じながら集中できているのか。
この積み木を高く積むというスリル、遊びの全体像の理解ができているかは子供の状況理解・コミュニケーション能力の成長も推し量れるでしょう。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧



