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粘土で遊べるのは何歳から?
粘土は何歳頃から子供に遊ばせていいのでしょうか?
個人差はありますが、
粘土で遊ぶ場合、親がお手伝いをしながらであれば早くて2歳前後、子供が自分で遊ぶのであれば4~5歳頃が目安と考えられます。
解説
粘土を食べてしまわないか?
子供に粘土を遊ばせる場合、子供が口に粘土を入れてしまわないかは心配事の1つでしょう。
粘土に限らず、子供が小さいうちは誤食は子育ての心配事の1つと言えます。
誤食のケースは「うっかり」のパターンも含めると多岐にわたるため、何歳頃からなら誤食がなくなるかときっちり線を引くことは難しいでしょう。
しかしながら発達の傾向としては、1歳半以降くらいから食べ物以外を口に入れることが徐々に減っていくと考えられています。
以上から、少なくとも1歳や0歳児に粘土を与えれば、口に入れてしまうことは充分あり得ると考えられます。
もちろん個人差がありますし、それ以降も親の見守りは大切です。
粘土で形を作れる時期
子供の発達を見る検査に、ポーテージ早期教育プログラムというものがあります。
子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
上記によると、粘土で形を作って遊ぶ様子は4~5歳頃の発達と考えられています。
4~5歳とは保育園や幼稚園の年少・年中さんに該当し、園で粘土を遊ぶ機会もあるでしょう。
粘土の遊ばせ方
粘土は自由度の高い遊びですから、子供には自由に好きな形を作らせていいでしょう。
一方で、大人が一緒に遊ぶときにどのような促しがあったらいいのでしょうか。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の評価・検査の1つであるPEP‐3によると、粘土を使った模倣・見立て遊びも子供の発達を見る大切な項目の1つと考えられているようです。
先述のポーテージ早期教育プログラムも含めると、子供と粘土で遊ぶ場合は以下のような活動がおすすめです。
例えば粘土をテーブルの上で転がし細く伸ばしたり、逆に丸めたり手を使って形を作ります。
また粘土の一部分をつねったり別の粘土をくっつけたりして、粘土を何かの形にしてみてもいいでしょう。
このようにしながら粘土を何かに見立ててイメージして、形を作ってみると良い刺激になるのではないでしょうか。
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