【目次】 [close]
偶数・奇数がわかるのはいつから?何歳から?
子供が偶数・奇数の概念を学校で習うのは小学校5年生頃です。
年齢としてはその子が11歳になる年度であり、(個人差はあるでしょうが)おおむねこの頃には偶数・奇数といった概念が理解できることが予想できます。
解説
偶数・奇数を習う時期
整数は,観点を決めると偶数,奇数に類別されることを知ること。
学習指導要領「生きる力」(文部科学省)より引用
文部科学省による学習指導要領を見ると、偶数・奇数の概念は小学校5年生で取り扱うことがわかります。
この時期は倍数や約数といった概念も習う時期であり、単純な四則演算だけでなく数学的概念にも触れていく様子がわかります。
以下、小学校5年生の算数の要点をまとめます。
小学校5年生の算数
計算
- 偶数・奇数の理解
- 約数・倍数の理解
- 「10倍」や「100分の1」といった概念の理解とこれらの関係性の理解
- 小数を分数に、分数を小数になおすことの理解
- 小数の掛け算と割り算
- 分母が違う分数の足し算と引き算
- 掛ける数が整数の、分数の掛け算
- 割る数が整数の、分数の割り算
小数の掛け算と割り算の理解も小学校5年生の時期となります。
分数については基本を押さえながら、6年生に続く形で学習してきます。
測定
- 三角形・平行四辺形・ひし形の面積を求める
- 立方体・直方体の体積を求める
- 測定値の平均の理解
面積はいろいろな形を、体積は立方体や直方体など簡単な形を習います。
図形
- 多角形の性質の理解
- 円周率の理解
- 角柱や円柱の理解(展開図の理解)
角柱や円柱の理解については、主に展開図を用いながら学習します。
数量
- 簡単な場合の、比例の理解
- 百分率(%)の理解
- 目的に応じて円グラフや帯グラフを用いる力
グラフを性質を理解し、用途に応じて使い分ける理解も重要です。
5年生で扱う主な算数の用語
- 最大公約数
- 最小公倍数
- 通分
- 約分
- 底面
- 側面
- 比例
- %(パーセント)
学年別の国語や算数の内容
参考資料
『学習指導要領「生きる力」 第2章 各教科 第1節 国語』(文部科学省)2020年4月14日検索