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3まで数えることができるのは何歳から?
子供が1~3までの数を数えることができるのは何歳頃からなのでしょう?
例えばお菓子が複数あって、
「2個ちょうだい」
「3個ちょうだい」
などと大人が言うと、その個数を取ることができる。
個人差はありますが、
3までの数を数えることができるのは3歳後半頃です。
子供の3までの数概念の発達
子供の発達を見る検査に、
遠城寺式乳幼児分析的発達検査
というものがあります。
子供の発達を簡易的ではありますが全体的に見ることができる、専門機関でもよく使われている検査です。
上記によると、
3までの個数を数えることは3歳4か月から3歳8か月相当の発達であることがわかります。
3までの数概念についての解説
「3まで数えることができる」の定義
子供がその個数をわかっているか確認する場合、練習する数より母数を多くする必要があります。
つまり「3個取って」と言うときは、4個以上ある物の中から3個取ってもらいます。
世の中のお母さんでよくあるのが、3個の積み木の中から「3個取って」と言って子供が取ったとき、「この子は3個がわかる」と早合点してしまうケースです。
全体の数と言われた数が同じであれば、子供は数えなくても全部取れば正解してしまいます。
子供と数概念を練習するときは、聞く数よりも母数を多くしないといけません。
2個の練習をするなら3個以上の中から、3個を練習するなら4個以上の中から行います。
数概念の発達段階
子供の発達には順序や段階があります。
数概念についても急に3までの数がわかるのではなく、その過程には段階があります。
数概念の最初の入り口は、「多い・少ない」といった多少の概念の理解になります。
具体的に何個かは置いておいて、目の前の物のうちどちらが「多い」のか「少ない」のかがわかる段階です。
その後に押さえておきたいのが「分配」になります。
例えば3人の人がいて、お菓子が3個あるとします。
このお菓子を配る場合、お菓子を1人1個ずつ配ることになります。
この一対一の対応が数を数える上では必要になります。
多少の概念や分配の概念が可能になったあとに、1~3個の物を数えるという段階に移行していきます。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、
あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。
3までの数がわかるのは3歳後半頃、つまり3歳頃で、「3歳で3個の数」というのは年齢と内容の語呂が合って覚えやすいですね。
ちなみに他にも、
3歳は三輪車に乗れる時期で、
3歳は「赤い大きい車」など3語文が言える時期でもあります。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧