掛け算は何年生から習うのか?
割り算の学習は小学校3年生から始まります。
そして中学年(3~4年生)で整数の割り算から小数の割り算へと移行してきます。
さらに高学年(5~6年生)で小数および分数の割り算を学習していきます。
以下、文部科学省の学習指導要領を参考に学年ごとの掛け算の学習内容を挙げていきます。
解説
3年生
- 割り算が用いられる状況や、余りについて学ぶ
- 割り算と引き算との関係について理解する
- 除数と商が共に一桁である割り算の習熟
- 簡単な場合について、除数が一桁で商が二桁の割り算の学習
除数とは割る数のことです。
6÷3であれば3を指します。
商とは割り算の答えのことです。
4年生
- 除数が一桁や二桁、被除数が二桁や三桁の割り算の学習
- 上記の筆算の学習
- 整数の割り算の習熟
- 「被除数=除数×商+余り」の式の理解
- 除数が整数である場合の小数の割り算の学習
被除数とは割られる方の数です。
6÷3であれば6です。
「被除数=除数×商+余り」とはつまり、「7=3×2+1」であるという関係性の学習です。
5年生
- 整数の割り算の考え方を基に、除数が小数である割り算について理解する
- 小数の割り算について考え、また余りの大きさについて理解する
- 整数の割り算の結果は、分数を用いると常に1つの数として表すことができることを理解する
- 除数が整数である場合の分数の割り算を学習する
4年生で習い始めた小数の割り算も、5年生には習熟していきます。
また割り算は分数を用いることで余りのある答えも表すことができるため、分数の理解は重要です。
6年生
- 除数が整数や小数である計算の考え方を基に、除数が分数である割り算を理解する
- 分数の割り算の学習
- 分数の割り算についても、整数の場合と同じ関係や法則が成り立つことを理解する。
学年別の算数の内容
引用・参考サイト
『学習指導要領「生きる力」 第2章 各教科 第3節 算数』(文部科学省)2018年3月11日検索