非認知能力のレクリエーション

うちわを使った風船バレーのやり方や工夫|レクリエーション

公開日:2023年9月20日


 
 

うちわを使った風船バレー

 風船バレーのアレンジの1つとして、うちわ(団扇)をラケットのように使う遊びがあります。

 手ではなくうちわを使うことで、より身体の応用動作を刺激する遊びとなります。

 
 
 

解説

やり方・ルール

  • 2チームに分かれて、互いの陣地を決めます。
  • 風船をうちわで打ち、相手チームの陣地に送ります。
  • 互いに風船を落とさないように風船をうちわで打ちます。
  • 相手の陣地の床に風船を落とせた方が勝ちです。

 内容としてはバドミントンのような形に近いでしょう。

 
 

ポイント

 自分の手ではなくラケットなどの道具でボールを打つことは、応用動作としての運動を促します。

 人は自分の手の長さや位置を無意識に把握できてます。
 だから目の前にある物を簡単に持つことができます。

 これを道具にスムーズに適用できることが、器用な動作に関係していきます。
 つまりラケットを持てば手の長さにラケットの長さを加えた距離でボールをとらえる必要があります。
 この感覚は幼い子供は意外と難しいものです。

 風船は落下速度がゆっくりであるため、投げたり打ったりといった動作を楽しみながら学ぶことができます。

 うちわなどの道具を使えば、道具を使って玉を打つ動作も学ぶことができます。

 手で風船を打つことに慣れてきたら、道具を使うとより有意義な経験となります。
 この際、本物のバドミントンラケットなどでもいいですが、長さや重さの関係から幼い子や運動が苦手な子には若干ハードルが高いかもしれません。

 そのような際に、うちわを使った風船バレーは重宝します。

 風船は落下速度がゆっくりで、うちわは力を込めて打ってもそこまで風船は速く飛びません。
 このため「風船を道具で打つ」「風船の落下位置に回り込む」といった球技の基本的な動作をゆっくりとした速度で経験することができます。

 またチーム戦で行うと、どのあたりの位置に風船が来たら自分が打って、どのあたりの位置なら仲間に打ってもらうといったチームプレイの感覚も養うことができるでしょう。

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