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間接プライミングとは?(記憶・心理学用語)|簡単にわかりやすく解説

公開日:2022年11月10日


 
 

間接プライミングとは?

 間接プライミングとは、前の刺激が後の刺激と関連があると、認知が促進される現象のことです。

 例えば事前に「doctor(医者)」という言葉を見聞きしておくと、「nurse」という単語を見たときにより速く理解できます。

 間接プライミングは意味的プライミング連想プライミングとも言われます。

 
 
 

解説

間接プライミングの特徴

 プライミング効果には、直接プライミングと間接プライミングがあります。

 間接プライミングは冒頭で述べたように、前後の刺激が関連・連想されるものですが同じ刺激ではありません。

 間接プライミングは直接プライミングと比べると持続する時間が短いです。

 間接プライミング効果は、前の刺激から長くても10数秒程度の時間間隔となっています。

 
 

間接プライミングの位置づけ

 プライミングは広義には記憶の種類の1つであり、「非陳述記憶」に該当します。

 非陳述記憶とは言葉やイメージにできない類の記憶のことです。
 「プライミング」や「手続き記憶」が該当します。

 
 
 

プライミング効果とは?

 
 
 

非陳述記憶とは?

 
 
 

参考資料

『実行機能の初期発達,脳内機構およびその支援』(心理学評論刊行会)2021年11月6日検索

『ワーキングメモリトレーニングと流動性知能』(日本心理学会)2022年8月6日検索

『発達障害のある児童のワーキングメモリは改善できるのか–広汎性発達障害のある児童を対象とした試み』(東北福祉大学機関リポジトリ)2022年8月6日検索

『Training of Working Memory in Children with ADHD』(ResearchGate)2022年8月6日検索

『前頭前野とワーキングメモリ』(日本高次脳機能障害学会)2022年8月6日閲覧

『記憶とその障害』(一般社団法人 日本高次脳機能障害学会)2022年8月15日閲覧

『プライミングの認知心理学』(日本失語症学会(現 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会))年月日閲覧

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