障害者のIT支援において、とりわけパソコンとスイッチを使った支援においてよく使うJoyToKey。
いろいろな設定ができとても便利なソフトです。
補足記事:JoyToKeyのインストール方法
しかしながらせっかく個別に設定してもパソコンが壊れたり買い替えたりしたときにインストールしなおし設定しなおすのはなかなか面倒です。
【JoyToKeyを移そう】
JoyToKeyはレジストリをいじらないソフトです。
レジストリとはパソコンのより深いところにあるプログラムコードみたいなもの。
これをいじるソフトは簡単にバックアップができず、インストールに手間がかかります。
しかしJoyToKeyはレジストリをいじらないので、ソフト単独で動作します。
JoyToKeyはUSBメモリーなどにコピーして、そのまま別のパソコンに移すことができます。
JoyToKeyをあらかじめコピーしておき、パソコンなどが壊れた際はそのデータを活用すれば自分の設定データをそのまま別のパソコンで使うことができます。
【JoyToKeyはフォルダごと】
JoyToKeyはフォルダごとコピーしましょう。
ジョイスティックのイラストがアイコンになっているJoyToKey本体だけコピペしても使用できません。
JoyToKeyのフォルダには最初、以下のようなものが入っています。
これらが入ったフォルダごと移しましょう。
【設定も引き継げるように】
基本的にフォルダごとコピーすればJoyToKeyは問題なく動作します。
補足説明になりますが、
JoyToKeyは設定データを本体と同じ場所に作成します。
言葉だけではわかりにくいので実際に見てみましょう。
ネットからダウンロードしたばかりの初期設定のJoyToKeyは画像のような状態です。
JoyToKeyを起動し試しに設定を作ってみましょう。
「新規作成」にて設定を作ります。
仮に「設定1」としましょう。
するとメイン画面に「設定1」ができています。
この状態でjoyToKeyを終了し、JoytoKeyが入ったフォルダを見てみましょう。
「設定1」というファイルが右側に追加されています。
このようにJoyToKeyは自分が入っているフォルダと同じフォルダに設定のデータを保存します。
JoyToKeyを移し、設定を引き継ぐ際はこの設定ファイルが重要です。
忘れないようにコピーしましょう。
【気をつけること】
以上のようにJoyToKeyは自分が入っているフォルダと同じフォルダに設定のデータを保存します。
ですのでJoyToKey本体を適当なところにコピペしておくと、設定ファイルが全部あるか確認するのがたいへんです。
JoyToKeyは他の関連ファイルと一緒に一つのフォルダにまとめておくことが大切です。
【応用】
ちなみに別のJoyToKeyのフォルダにこの設定ファイルを入れるだけでも設定は反映されます。
複数のパソコンにJoyToKeyが入ってる場合は、必要な設定ファイルだけバックアップとっておけば必要なデータ容量は減るので効率が良いかもしれません。
関連記事:JoyToKey のファイル構成