子供同士で遊べるのは何歳から?
子供同士で遊べるのは何歳頃からでしょう?
「子供同士で遊ぶ」ということの意味は、2種類あるのではないでしょうか。
1つは例えばママ友同士で集まって親同士はおしゃべりをして、一方子供達は子供達同士でリビングや公園で遊んでいる。
もう1つは、子供が一人で家を出て、友達と外で遊んで帰ってくる。
前者は「子供同士のコミュニケーションが成立する」ということですね。
後者は「一人で遊びに出かける」ということですね。
「子供同士のコミュニケーションが成立する」という意味で考えると、およそ4~5歳頃には子供同士での遊びも充実してくるでしょう。
「一人で遊びに出かける」については以下をご参照ください。
「子供同士のコミュニケーションが成立する」とは?
「子供同士のコミュニケーションが成立する」とは具体的にどういうことでしょう?
子供は小さい頃、親や周囲の大人にその意図を汲み取ってもらいながら人と接し遊んでいきます。
これが子供同士となると話は別です。
対大人とのコミュニケーションと対子供とのコミュニケーションは別物です。
子供同士の場合、相手と協力したり譲り合ったり共感したり、相手に合わせることが必要になってきます。
子供同士のコミュニケーションと発達
子供の発達を見る検査に、津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
上記によると、4歳6カ月頃になると子供同士で遊ぶときに、自分の気持ちを主張したり時には妥協したりできはじめるようです。
「妥協」というとちょっとネガティブな印象を受けますが、他者とのやりとりにおいて臨機応変に「譲る」ことは円滑なコミュニケーションのためには大切ですよね。
一方で、言うときには言う「主張」する力も重要です。
要は、主張と妥協のバランスを経験していくことが大切なわけです。
また、5歳6カ月頃になると、子供同士で考えた遊びやルールに沿って子供同士で遊ぶ様子も出てきます。
4歳半ばから5歳半ば。
つまり5歳前後であり保育園や幼稚園であれば年中さんに相当する時期ですね。
年中さんの時期になってくると、子供同士でのコミュニケーションが徐々に成立してくることがわかります。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。