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社会的望ましさ測定尺度(SDSC)とは? はい・いいえの質問に正直の答えられるか?

公開日:2020年1月24日


 
 

「社会的望ましさ測定尺度(SDSC)」とは?

社会的望ましさ測定尺度(SDSC)とは、文字通りその人の社会的望ましさを測定する検査です。

「社会的に望ましい回答」とは、その人の本心ではなく、他人の目を気にした回答です。

社会的望ましさ測定尺度(SDSC)は、その人がどのくらい他人の目を気にして質問に答えがちかを見る質問紙です。

 
 
 

検査の意義

世の中に検査はいろいろなものがあり、その中でも質問紙形式の検査も少なくありません。

質問紙とは要するに質問に対して「はい」か「いいえ」で答えてもらうタイプの検査です。

質問紙は実施が簡便で行いやすい一方で、その人の「社会的望ましさ」に結果が左右されてしまう欠点があります。

例えば、「あなたは人を騙したことがありますか?」という質問に対し、実際ではなく他人の目を気にして「ありません」と答えてしまうような状況です。

このように、他人の目を気にして回答されてしまうと、正確な結果を出すことが難しくなります。

「社会的に望ましい回答」をどのくらいするかは、もちろん個人差があるでしょう。

その人の「社会的に望ましい回答」の傾向を見るのが「社会的望ましさ測定尺度」です。

「Social Desirability Scale for Children」の頭文字をとって「SDSC」とも言われます。

「Children」とある通り、
「社会的望ましさ測定尺度(SDSC)」は子供(児童)を対象にした、社会的望ましさを測る質問紙です。

 
 
 

検査の実際

検査は問診方式で行います。
各質問に「はい」か「いいえ」で答えてもらいます。

「はい」と答えると「社会的に望ましい回答をした」と判断される質問と、「いいえ」と答えると「社会的に望ましい回答をした」と判断される質問の両方があります。

回答後に点数を出し、平均と照らし合わせながらその子の社会的望ましさの傾向を評価します。

 
 
 

おわりに

「社会的望ましさ測定尺度(SDSC)」は、その子がどのくらい正確に自分のことを振り返り、本心で質問に答えてくれているかを知る目安になります。

そういう意味では、「社会的望ましさ測定尺度(SDSC)」は問診のための問診とも言えるでしょう。

 
 
 

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参考資料

『児童用社会的望ましさ測定尺度 (SDSC) の作成』(J-STAGE)2020年1月21日検索

『社会的望ましさ尺度を用いた社会的望ましさ修正法』(J-STAGE)2020年1月21日検索

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