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国試対策ノート
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)。
いずれもリハビリの国家資格であり、臨床実習が終わった秋頃から本格的な受験勉強が始まります。
国家試験対策の勉強法およびノートの作り方でおすすめのものの1つに、ルーズリーフ1ページに1項目の内容を収めたノート(ファイル)を作る方法があります。
ノートの作り方
ノートの作り方は以下のようになります。
- 過去問を解く
- 間違った問題について、覚え直すポイントをルーズリーフに書く
- これらを見直す
- 過去問を解く
- 再度間違った問題はルーズリーフにまとめる。このとき同じ内容のルーズリーフは破棄する
- 「過去問を解く」に戻る
これらを繰り返すことで、自分の苦手が集約されたノートができあがってきます。
この作業を繰り返し、過去問で合格点を楽々とれるレベルまでもっていきます。
このノート作成法にはいくつかのポイントがあるので、以下に挙げていきます。
ノートの作りのポイント
1問1ページに非常に大きい文字で書く
ルーズリーフ1枚には過去問1問分の内容しか書かないようにします。
例えば過去問で筋肉の役割を間違ったなら、その筋肉の役割を箇条書きで簡単に書きます。
走り書きのメモのような体裁でもいいので、自分の言葉で完結に書きます。
決して教科書の丸写しにしてはいけません。
なぜルーズリーフ1枚に1問しか書かないかと言うと、見直しの際にぱっと頭に入りやすくするためです。
細かく綺麗にまとめたノートは整然としていますが読むのが大変です。
太字のサインペンででかでかと、要点だけ簡潔に書きます。
過去問は5~10年分使う
使う過去問は新しい物5~10年分くらいを網羅しましょう。
1年分では少なくて応用力に欠けます。
一方で多すぎると古い問題も入ってくるので逆に効率が悪くなってしまいます。
覚えたものは破棄し、覚えてないものは再度書く
まず1回目の過去問を解いて、間違ったところをルーズリーフにまとめていきます。
そしてノートを見直し勉強し、2回目の過去問を解きます。
1回目は間違ったけれど2回目は(勘ではなくてきちんと理解して)解けた問題のルーズリーフは破棄します。
逆に2回目も間違った問題は、ルーズリーフを書き直します。
このようにして、自分が間違いやすいところ・苦手なところを抽出していきます。
過去問については先述の通り5~10年分を解きます。
また同じ過去問についても複数回解き理解を深めていきます。
意義
この手法の意義は、自分が勉強すべきところを自動で洗い出してくれる点です。
ただきれいの整然とノートをまとめる・作るだけでは、参考書を買うことと大差はありません。
ノート作りで重要なのは、自分の理解度に合わせた勉強の要点を明確にすることです。
ルーズリーフの1ページに1要点を書く形式は、1ページごとに取り扱う内容が明確でありページの入れ替えが簡単です。
これにより自分の理解度の変化に合わせてノートも変化させていくことができます。