国家試験

PT・OT・ST国家試験の合格率は? 何点とれば合格?

公開日:2018年8月28日


 
 

国家試験は約6割の点数で合格

リハビリの国家資格であり、医療職である

理学療法士(PT)
作業療法士(OT)
言語聴覚士(ST)

いずれも国家試験に合格することが資格取得の必須条件になります。

国家試験は約6割の点数を取れれば合格します。

別に満点を取らなくてもいいわけですね。

国家試験で6割以上を取るということは、
基礎を固めたミスの少ない知識で充分です。

逆に言うと、
何から何まで完璧すぎる勉強は必要でないということです。

要点を押さえた、手堅い勉強が大切です。

いずれの資格も合格率は7割を超えていることからも、基礎が大事であることがうかがえます。

以下、配点や合格率をもう少し詳しく。
 
 
 

国家試験の合格点

厚生労働省によると、平成30年に実施された国家試験の場合、

理学療法士は
一般問題160点満点、
実地問題114点満点、
合計274点満点の試験となっています。

理学療法士の国家試験は実地問題40点以上かつ全体で165点以上で合格です。
 
 
作業療法士の場合は
一般問題160点満点、
実地問題117点満点、
合計277点満点です。

作業療法士の国家試験は実地問題41点以上かつ全体で167点以上で合格です。
 
 
一方で言語聴覚士はもう少しシンプルで、試験は200点満点。

言語聴覚士の国家試験は200満点中120点で合格です。
 
 
いずれにせよ、

おおよそ60%正答すれば国家試験に合格することがわかります。
 
 
 

国家試験の合格率

厚生労働省によると、平成30年の国家試験合格率は、

理学療法士:81.4%
作業療法士:76.2%
言語聴覚士:79.3%

となっています。

ちなみに合格者の人数は、

理学療法士:9885人
作業療法士:4700人
言語聴覚士:2008人

となっています。

理学療法士と言語聴覚士だと5倍近く差がありますね。
 
 
 

まとめ

PT・OT・ST。

いずれの国家試験も6割以上の点数を取れば合格です。

リハビリの国家資格は合格率は70~80%と半分以上の人が合格しているのが現状です。

よほど教えるのが下手な大学でない限り、大学内での合格率もこのくらいでしょう。学校によってはもっと合格率が高いかもしれませんね。

だから極端な話、
リハビリの国家試験は学校のみんなと同じことをしてればだいたい受かります。
別に人より頭が特別良くなくてもいいわけです。

人より明らかにさぼったり、履き違えた独自な勉強法とか、変なことをした人が落ちるのです。
 
 
 

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参考資料

『第53回理学療法士国家試験及び第53回作業療法士国家試験の合格発表について』(厚生労働省)2018年8月22日検索

『第20回言語聴覚士国家試験の合格発表について』(厚生労働省)2018年8月22日検索

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