理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)は国家資格によるリハビリの仕事です。
PT・OT・STの国家試験は年に1回、毎年2月頃に行われます。
今日は国家試験に合格するための受験勉強のコツ、
特に国家試験2~3か月前の大詰めの時期にできることについてです。
国家試験は2月くらいにあるので、その2~3か月前とは11あるいは12月くらい。
この頃は大学も国試対策の講義があり、嫌でも基礎知識の講義は受けているでしょう。
ある程度きそ
過去問を解くのが国試合格の一番の近道です。
計画的な人はもう過去問は一通り解いているかもしれません。
しかし過去問をすでに解いた人もそうでない人も、もう一度解いてみると参考になります。
最低でも5年分、できれば10年分くらいは改めて過去物を解いて再確認しましょう。
国家試験に限らず様々な試験で出てくるマークシート方式。
マークシート方式であるということは、解答は選択肢から選ぶ。
「どれが正解か」わかる力もさることながら、
マークシート方式で重要なのは「どれが明らかに正解じゃないか」わかる力が重要です。
例えば4つ選択肢があって、1つでも「これは明らかに違うな」とわかれば答えは1/3になるわけです。
2つ「明らかに違う」と確信できればもう1/2。
国家試験では必ず「はっきりとした正解がわからない問題」が出てくるものです。
消去法に強くなると、国家試験は有利です。
この「明らかに違う選択肢」を見つけることを意識して過去問を解いていきましょう。
過去問を解いて、間違ったところの分野を中心に補足していきます。
国家試験の出題範囲は広いです。
本番の2~3か月前に全部の範囲をやるのはたいへんだし効率が悪い。
過去問で間違ったところをベースに自分がすべきところを洗い出していきましょう。
過去問というのはストックが限られています。
それに古すぎる過去問は参考にならないことも。
そのため有効な過去問の数のというのは限られています。
何度も過去問を解くと、答えを覚えてしまいます。
そのときに、過去問を解くのをやめたり丸暗記で解いたりしないで、
今度はなぜそれが正解でそれが間違いなのか自分で自分に説明しながら解いていきます。
過去問を通じて理解を深めていくのです。
国試は6割ちょっと取れればみんな合格するのです。
100点を取らないといけない試験ではありません。
点数が高い上位の人しか受からないわけでもありません。
・過去問が丸暗記ではなく実力で合格点がとれる
・その問題の選択肢がなぜ正解か間違っているのか理解している
上記がしっかりできていれば国試合格も見えてきます。
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