リハの国家試験に落ちてしまったら?
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)。
いずれもリハビリに関する国家資格ですね。
国家試験に落ちてしまったとき、どうしたらいいのでしょう?
不合格だったものはしょうがないので、前向きに考えていくことが大切です。
具体的には、
次年度の合格に向けて学校やリハビリ関係の職場とつながりを持つようにします。
以下、もう少し詳しく。
もう1回、国試合格を目指すべき?
大学なら4年間、専門学校なら3年間。
いずれにおいても長い時間かけて勉強して望んだ国家試験。
国家試験に落ちてしまうと、リハビリの道を諦めようかなと一瞬思いますよね。
しかしながら、
少し浪人したとしても国家試験は合格しておいたほうがお得です。
理由は3つ。
1つ目は、学校に通った時間とお金がもったいない。
これはすごくわかりやすいですね。
2つ目は、せっかく1度は国家試験をとろうと思ったなら、とっておいて損はない。
リハビリの国家資格は1回とれば犯罪でも犯さない限り一生失効しない資格です。
3つ目は、たぶん、あなたは国家試験に受かる可能性があるということ。
リハビリの国家資格の合格者は受験者のおよそ7割です。
10人中7人くらいは合格します。
リハビリの国家資格は何浪もして何年かけてもそれでも合格しないような類いの資格ではありません。
大学に入学できて、卒業試験をパスできるような人なら本来は国家試験に合格できるだけの学力はあります。
だからあとは安定した力の発揮ができるようにしながら国家試験に望めばいいのです。
浪人した人が国家試験を受かるためには?
現役生よりも、浪人生のほうが国家試験の合格率は低いです。
これは浪人生の方が頭が悪いとかそういうことではなく、
「合格しなきゃ」という精神的なプレッシャーの違いだと思います。
人にもよるでしょうが、やっぱり一度浪人すると、勉強のスケジュールを自分で管理しないといけなくなるので自堕落になりがちです。
学校だとテストや勉強のスケジュールが半強制的に組まれますが。
なので、
浪人生が国家試験に合格するには、自分の意志の弱さをカバーできる工夫をしたほうが手堅いです。
例えば母校の補習に通う。
例えばリハビリ関係の職場でリハ助手として働く。
ここでポイントは、学費を稼ぐためにリハと関係のないバイトをするよりは、リハ助手や介護士として医療・福祉関係の職場で働いたほうがいいです。
周りに「この人は今年、国家試験の勉強中なんだ」と思われることが重要。
そうすることであえて自分の逃げ道をなくすわけです。
まとめ
国家試験に落ちてしまったとき、どうしたらいいのでしょう?
次年度の合格に向けて学校やリハビリ関係の職場とつながりを持つことをおすすめします。
現役生よりも、浪人生のほうが国家試験の合格率は低いです。
これはおそらく、精神的なプレッシャーの差と、勉強の計画性の差です。
理想としては、
リハ助手として働きながら、試験に合格したらリハスタッフとして雇ってくれそうな職場でバイトができるといいです。