自己採点結果は内定先に報告したほうがいい?
国家試験における自己採点結果は、内定先に報告したほうがいいのでしょうか?
このあたりは個々人のモラルや価値観、職場との取り決めによるので一概には言えませんが、
自己採点の結果が合格だった場合は連絡しなくていいケースもあるかもしれません。ただし基本は学校や職場の方針に合わせます。
一方で自己採点の結果が不合格だった場合は、速やかに学校・内定先に報告したほういいでしょう。
解説
自己採点で合格していたら
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)。
いずれもリハビリの国家資格であり、国家試験に合格することがこれらの仕事に就く前提条件となります。
国家試験はおおむね2月頃に実施され、年度末には合格発表があります。
しかし現実的には国試が終わった直後に自己採点をするので、だいたい2月末には自分が受かったか落ちたかの予想はつくものです。
リハビリの仕事は資格がないとできませんから、試験の合否は非常に重要です。
このため自己採点の結果を職場に報告するか迷う場合もあるかもしれません。
自己採点結果を内定先に報告するか否かは、職場によっても異なると思います。
リハビリの国家資格は落ちる人より受かる人の方が多いため、あまり不合格を想定していない病院もあるかもしれません。
このため自己採点が合格であれば(不合格でなければ)特に連絡はいらず、合否が確定した時点で報告してくださいと指示するところもあるかもしれません。
就職先から自己採点結果を報告するか否か言われておらず判断に迷うなら、一旦学校に相談して指示を仰ぐといいでしょう。
自己採点で落ちていたら(不合格だったら)
自己採点で落ちていた場合は、早めに内定先に連絡したほうがいいでしょう。
内定先が「自己採点で落ちてたら教えてください」と言っていなくてもです。
内定者が国家試験に落ちていた場合、その病院がとる対応は主に3つ考えられます。
①不合格なら内定取り消し
②不合格でもリハ助手など別のかたちで雇用
③どうするか決めていない
職場は①なら再度求人を出さないといけないですし、②なら人事配置を考え直さないといけません。③なら対応を検討し、学生とやりとりをしないといけなくなります。
いずれにせよ、国家試験の結果発表がある3月末では非常にバタバタします。
これは病院側だけでなく学生側も同様でしょう。
不合格の連絡は早めにしたほうが病院にとっても自分にとっても有意義です。
おわりに
多くの職場は内定者が国試不合格だった場合の処遇は事前に決めていると思います。
しかしながら、リハビリの国家資格は合格者の方が多数である点、中途採用などそもそも国試が絡まない場合もある点から、明確に不合格者の処遇を決めていないこともあります。
内定者が不合格だったときに考えようというスタンスなわけです。
そういう場合は、リハ助手として雇ってもらえないか交渉するのも1つだと思います。