国試に合格したらすること
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)。
いずれもリハビリの国家資格であり、2月に試験・3月末に合格発表が毎年行われます。
発表が年度末ということもあり、就職を控えた学生であれば合格後は何かとバタバタとすることになります。
国家試験合格後にすることはその人の状況によって異なりますが主に
- 免許申請
- 就職先との手続き
- 住居などの準備
などがあります。
ただし上記3つのうち下2つは、受験前後や就活時期、自己採点後に並行して行っている部分もあるかと思います。
解説
免許申請
免許の申請は、国試合格後に最も速やかにしないといけないことの1つです。
国家試験に合格しても自動的に免許が届くわけではありません。
この申請をもって初めて免許を手にすることができます。
詳しい手続きは学校が教えてくれるかと思いますがポイントとしては、
- 申請には9000円ほどの費用がかかる
- 戸籍謄本などの書類が必要
- 登録済証明書は免許が届くまでの証明書になるので決して捨てない
などがあります。
特に登録済証明書がないと職場で診療報酬を取れず、仕事に影響が出る可能性があります。
申請を1日でも早く行い、速やかに登録済証明書を準備しましょう。
免許証自体が届くまでは1~2か月ほどかかります。
就職先との手続き
国家試験合格後は、先述の登録済証明書のコピーを職場に提出することになるでしょう。
また事前に済ませているところも多いでしょうが、制服などの採寸もあるかもしれません。
いずれにせよ合格後はこちらも速やかに職場に報告したほうが良いでしょう。
国家試験の合格発表がいつあるかは職場にも筒抜けです。
できるだけ早く連絡したほうが職場への印象も良いでしょう。
住居などの準備
これは人にもよりますが、就職に伴い住居の引っ越しがある人は手続きを行いましょう。
あるいは自己採点結果などを通してすでに準備をしている人も少なくないかもしれません。
住所や(通勤に車を使う人であれば)自家用車などは職場の住居手当・通勤手当の計算に影響しますので、遅かれ早かれ報告することになります。
生活周りを落ち着かせることも国試合格後(あるいはそれより前から)にすることの1つと言えます。
就職先への報告
参考資料
『資格申請案内』(厚生労働省)2022年2月27日検索