国試で不合格だったら来年も受けたほうがいいか?
国家試験に落ちてしまったら、再チャレンジしたほうがいいのでしょうか?それともすっぱり諦めたほうがいいのでしょうか?
考え方はいろいろあるので個人の自由ですが、
リハビリの国家資格については1、2回落ちた程度なら再受験がおすすめです。
解説
リハビリ国家資格の性質
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)。
いずれもリハビリの国家資格になります。
診療報酬の関係から、リハビリは国家資格を持った人が行わなければ利益が発生しません。
つまり医療機関でリハビリをして働くには国家資格の取得が前提となります。
一方で、リハビリの国家資格は現状としては特に更新制度はなく、一度取得すれば一生使える資格です。
国家資格を取って臨床に出れば、1回や2回の不合格による経験年数の差は誤差の範囲です。
資格取得の費用やコスト
リハビリの国家資格は、誰でも受験ができるわけではありません。
指定の大学や専門学校で試験をパスし、なおかつ実習をこなした人でないと受験できません。
つまり国家資格を受けるだけでも長い時間と高い費用がかかります。
1,2回の不合格で資格取得を諦めるのは、もったいないのではないかと思います。
在学中によほど「この仕事は自分に合わない」と悟った場合は別ですが、そうでなければ少し粘って資格取得までは走り抜いたほうがいいのではないでしょうか。
頭が悪いわけではない
これも状況によるでしょうし考え方もいろいろでしょうが、リハビリの国家資格に落ちた人は頭が悪いというよりは勉強の段取りが悪かったというケースが多いのではないかと思います。
先述の通り、PT・OT・STの国家試験を受けるには、学校の卒業試験をパスする必要があります。
国家試験の合格率は学校のブランドに直結しますから、卒業試験は国家試験と同等かわずかに高い難易度に設定している学校が多いです。
国家試験を受験したということは卒業試験はパスできているわけですから、
国家試験に落ちたとは言え受験する場所までこれた人は、少なくとも合格してもおかしくはない地頭はあるのではないでしょうか。
あとは効率よく点数を取るための勉強法の獲得や、自堕落にならない生活習慣などを整えればゴールは見えてくるでしょう。
学校の先生や家族、模試や補習などを活用しながら計画的に勉強をこなしていくことが大切なのではないでしょうか。