今日の日付がわかるのは何歳?
今日は何月何日か、子供がわかるのは何歳頃でしょうか?
「今日は何日?」と聞いたときに、子供が答えることができるようになるのはいつ頃なのでしょう。
個人差はありますが、
今日が何月何日かわかるのは6歳頃です。
解説
日付の概念と子供の発達
子供の発達を見る検査の1つに、KIDS乳幼児発達スケールというものがあります。
子供の発達を言語や運動、生活やコミュニケーションなど分野ごとに幅広く見ることができる検査の1つです。
これによると、何月何日かわかるのは6歳1カ月相当であることわかります。
6歳になる年は保育園や幼稚園の年長さんの時期に相当し、日付がわかるのは小学校に入る前後くらいの時期であることがわかります。
数字が読めるのは何歳?
今日の日付がわかる背景には、どんな能力が必要でしょうか?
まずは思い浮かぶのが数字の概念でしょう。
数字を読めなければ今日が何月何日か理解することは困難と考えられます。
発達検査など参考にすると、数字を読めるのはおおむね5~6歳頃と考えられます。
この頃になると数字が読めて、また数字の順番もわかってきます。
数字の順番がわかるとは、
例えば1,2,3,4,5,6,7,8,9のカードがあったらこれらを順番に並べることができるということです。
時間軸や時系列といった感覚は何歳?
今日の日付がわかるためには、数字を単に読めるだけでは不十分とも言えます。
今は今日であり、昨日・明日がある。
こういった自分が今いる瞬間が連続的な日々の中の1つであることを理解する必要があります。
つまり時間軸や時系列といった感覚が必要です。
KIDS同様、子供の発達を知る検査に津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
これによると、その日の行き当たりばったりで遊ぶのではなく、昨日の続きから遊びはじめる様子は4歳6カ月頃から見られ始めるそうです。
また、今日の曜日がわかるのは6歳頃であることもわかります。
以上を踏まえると、5~6歳前後には今この瞬間が時間軸の一点である感覚が備わっていることが予想されます。
まとめ
以上ことから再度まとめると、今日が何月何日かわかるのはおおむね6歳頃と考えられます。
5~6歳頃というのは抽象的な概念である日付や曜日の理解が芽生える時期です。
またこの時期は読み書きに関する成長も見られる時期で、5~6歳頃には数字を理解し読んだり書いたりできるようになってきます。
今日が何月何日かわかる背景にはいろいろな発達が土台となっています。
最後になりますが、子供の発達は個人差がありますので、あくまで目安程度にして、その子自身の発達ペースに根差した教育を大切にしてあげましょう。