バッテリーを長持ちさせる方法
IT機器のバッテリーを長持ちさせる場合は、残量が20%になったら充電し、80%程度充電されたら充電をやめるというサイクルが良いと考えられます。
現代はスマホやタブレット、パソコンなどIT機器が溢れています。
私物の物もあれば、昨今のオンライン授業に伴いパソコンやタブレットを学校が貸し出しているケースもあるでしょう。
私物・貸出問わず、IT機器を最大限活用するにはバッテリーの良好さは大切な要因の1つです。
解説
スマホやタブレットの電池の種類
充電をして繰り返し使える電池の中でも、スマホやタブレットの電池は(機種にもよりますが)多くの場合「リチウムイオン電池」が使われています。
リチウムイオン電池は「メモリー効果がほぼない」点と、「自己放電が少ない」点が特長です。
つまりスマホやタブレットのバッテリーは、電池の種類の中でも「継ぎ足し充電」や「長期保存」に比較的強い種類と言えます。
バッテリーの劣化を最小限にする方法
しかしそうは言ってもバッテリーの劣化は少なからずあります。
このため、適切な方法でバッテリーを使うことは長持ちさせるために有意義でしょう。
0%から100%まで一気に充電するいわゆる「フル充電」はバッテリーに比較的負荷を与えます。
バッテリーにとって0や100という極端な状態は負担のようです。
またAppleのホームページを見ると、機器を長期保存する場合はバッテリー残量を50%にすることを推奨しています。
このように、残量50%はスマホやタブレットにとって優しい値であることがわかります。
しかしながら、普段の生活でバッテリーを50%までしか充電しないというのは現実的ではないでしょう。
iPhoneなどは80%までは高速充電しますが、それ以降は低速充電にてバッテリーをいたわる配慮がなされています。
このあたりの文脈を汲むと、80%までの充電であれば機器に対して比較的負荷をかけないことが予想できます。
以上より、
バッテリーを長持ちさせる場合は残量が0%になる前(例えば10~20%)に充電し、80%程度で充電をやめるサイクルが無難であると考えられます。
参考資料
『バッテリーの駆動時間と耐用年数を最大限に延ばす』(Apple)2021年9月2日検索
『なぜリチウムイオンなのか?』(Apple)2021年9月2日検索
『iPhoneのバッテリー寿命を長持ちさせる4つのポイント』(NoBIL)2021年9月2日検索