マンカラのベーシックルール

マンカラは同じ用具でも様々なルールがありますが、そのうち最もシンプルと思われるベーシックルールを挙げていきます。
以下、おはじきのことを「石」、石を入れる12か所のくぼみを「くぼみ(小)」、自分側6つのくぼみを「陣地」、両端の大きいスペースを「くぼみ(大)」とします。
解説
概要や位置づけ
ベーシックルールは自分の陣地から早く石をなくした人が勝ちというルールです。
マンカラの中では最もシンプルゆえに戦略性や奥深さは他のルールより劣りますが、そのぶん初めてでも行いやすい・理解しやすいのが長所です。比較的低年齢(幼児)の子にも理解しやすいルールと考えられます。
シンプルですが奥深さはあるため大人でも十分楽しめるルールです。
ただし他の多くのルールは「石をたくさん集めた人が勝ち」という結末を採用しているため、他のルールを新たに覚える際は若干のややこしさを感じるかもしれません。
商品にもよりますが、このベーシックルールに固有の名称はなく、単に「マンカラのルール」あるいは「ベーシック」など言われ表現は統一されていません。
しかし内容はおおむね以下のようになります。
ルール

- 準備として、全てのくぼみ(小)に石を4つずつ入れます。
- じゃんけんなどで順番を決めてゲームスタートです。
- 自分の番、プレイヤーは陣地のくぼみ(小)のどれか1つを選び、そのくぼみの石を全て手に取ります。
- 手に取った石を右隣りのくぼみに1個ずつ飛ばさず置いていきます。つまり左から右に種をまくように1個ずつ石をくぼみに入れていきます。
- このとき、最後の1個の場所がくぼみ(大)であったら、その人はもう1回できます。そうでなければ交代します。
- 以後これを繰り返します。くぼみ(大)から石を取ることはできません。
- こうして、回を重ねるごとにくぼみ(小)の石は減っていき、くぼみ(大)に集まっていきます。
- 自分の陣地の石が早く全てなくなったほうが勝ちです。
参考資料
『マンカラ』(日本レクリエーション協会)2022年11月5日閲覧