【目次】 [close]
ナインタイルと子供の発達


お題カードと同じ配置に、手持ちのカードを早く並べるゲームである「ナインタイル」。
ナインタイルを使った子供との遊び方を見ていきます。
解説
通常の遊び方
ナインタイルはカードを同じように並べる、非言語的な視覚操作能力を活用するゲームと言えます。
また、ナインタイルはカードの表と裏に異なる模様があり、この組み合わせがゲーム性を生みます。
カードをお題の通り組み合わせるために表や裏を忙しなく確認する作業が盛り上がるでしょう。
このため、ナインタイルは視覚的な記憶も刺激するゲームと言えます。
ナインタイルが難しい子供との遊び方
ナインタイルは通常3×3の9枚で行います。
これが難しい場合は2×2の4枚などで行うと難易度が下がります。
ただしこの場合はお題カードを専用に作ったり、通常のお題カードの一部を隠して2×2にするなど配慮が必要でしょう。
難易度を上げる場合
難易度を上げる場合は2セットを同時に作るといった試みもおもしろいかもしれません。
また、時間を測って最高記録を目指すタイムアタック形式もいいでしょう。
集中力と粘り強さ
ナインタイルは表と裏の模様の組み合わせを根気よく試すことができるかが重要です。
一見して揃わないような絵柄も、組み合わせを変えれば必ず揃います。
ナインタイルは集中力と粘り強さが必要なゲームと言えるでしょう。
ナインタイルが難しい子には適宜ヒントを与えながら一緒に考える機会を設けると良い経験になるかもしれません。
工夫を言語化する
ナインタイルは言葉を使わない非言語的なゲームですが、そのルールや工夫を言語化することで言葉の表現練習も行えるでしょう。
「ナインタイルはどんなコツがあるかな?」
「どうやったら早く揃うかな?」
など、コツや戦略を言葉にして説明することは、子供の言葉の力を促せるでしょう。
ナインタイルについて
参考資料
『ナインタイル』(オインクゲームズ)2024年6月1日閲覧