マンカラカラハとは?
マンカラとは、世界最古のゲームの1つとされる、駒を一定のルールで動かして対戦するボードゲームです。
多くの場合は駒(おはじきなど)と、それを入れるくぼみがついた縦長のボードを使用します。
商品名で度々記載されている「マンカラカラハ」の「カラハ」とは、マンカラの数多くあるルールの1つです。
マンカラは同じ用具で様々なルールがあり、遊び方のバリエーションが豊富です。
つまりゲームの総称としては「マンカラ」で、その中の遊び方の1つが「カラハ」になります。
マンカラはシンプルな用具とルールでありながら奥深く、大人から子供まで遊べる歴史のあるボードゲームです。
解説
起源
マンカラはアフリカや東南アジアから伝わったと考えられている世界最古のゲームの1つです。
「マンカラ」という言葉「動かす」という意味で、おはじきを並んだくぼみに1つずつ置いていく動作は、豆まきのような動作を伴います。
先述の通り現代ではマンカラはおはじきなどとそれを入れるくぼみがついた縦長のボードを使用することが一般的です。
しかしルールと用具がシンプルなマンカラは、例えば地面に丸を複数書いてその上に小石を置いてもプレイできます。
あるいは画用紙に丸を描いてクリップなど手近にある「小さくてたくさんある物」を使っても十分です。
このようなシンプルさと奥深さが、歴史の深さを物語っていると言えます。
概要
- プレイ人数:2~4人(用具があればこれ以上でも可)
- プレイ時間:20分前後(ルールによって変わります)
- 対象年齢:幼児期後半(5~6歳前後)※ルールの難易度にもよります。
マンカラは同じ用具でもルールが様々あります。
おおむね「勝敗が運に左右されない」「勝つためには先を読む力が必要」「互いの手の内が見える上で戦略を立てる」「必要なのは戦略や知恵で、運動能力は必要ない」などが共通しています。
このためマンカラはゲームのジャンルとしてはアブストラクトゲーム・二人零和有限確定完全情報ゲームに該当します。
ルール
先述の通りマンカラのルールは数多いですが、その中でも比較的簡単でベーシックなものは以下のようになります。
- 自分の番、プレイヤーは自分のくぼみからおはじきを取る(どのくぼみを選ぶかは自由)
- おはじきを左から右へとなりのくぼみへ飛ばさず1個ずつ入れていく
- もし自分のおはじきが両端のいずれかのくぼみでちょうど入れ終わったら、もう1回できる
- これを相手と繰り返していく
- 大きなくぼみのおはじきは一度入れたら触れない
- 小さいくぼみのおはじきが早く全部なくなったほうが勝ち
ボードゲームの類は言葉にするとルールの理解がややこしいですが、一度やると直感的に理解しやすいでしょう。
参考資料
『マンカラ』(日本レクリエーション協会)2022年11月5日閲覧