お年玉は何歳から?
子供がそれなりにお年玉を考えて使えるようになるのは何歳頃からなのでしょう?
あくまで目安ですが、
6歳頃からはお年玉の一部を本人の自由にさせてみてあげてもいいかもしれません。
お年玉を子供に任せるということ
バンダイの「小中学生のお年玉に関する意識調査」によると、
お年玉の使い道の1位は「貯金」だそうです。
また、小中学生においてお年玉を全額自由に使えるお子さんは全体の35%ほどで、
7割弱の家庭が子供のお年玉の一部ないし全額を親が預かっているようです。
お年玉はまぎれもなく子供がもらったものですが、
金銭感覚が未熟な子供がお年玉の大金を散在しないように配慮したいのが親の本音でしょう。
その一方で、お年玉を全額取り上げるのは良心が痛む親御さんも少なくないかもしれません。
やはり親として子供には、もらったお年玉を多少は使いつつも、先のことを考えて貯金もするようなバランスの取れた金銭感覚を持ってほしいですね。
そういった使い方を自発的にできるのであれば、お年玉をあげることもいくぶん安心します。
お年玉と子供の発達
子供の成長には個人差があります。
特に金銭感覚については家庭状況にもよるのでなおさらでしょう。
しかしながら目安として、子供の発達を見る検査に津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
上記によると、
お金を貯金することに興味を持ち始めるのは6歳0カ月頃の発達に相当するようです。
6歳頃とは保育園や幼稚園の年長さん、あるいは小学校1年生の時期に相当しますね。
6歳頃にはお小遣いやお年玉など自分の「資産」を計画的に貯める練習を促してもいいかもしれません。
おわりに
子供の発達には個人差があります。
あくまで参考程度にしていただければ幸いです。
ちなみに、お金を今使わずに先のことを考えて貯金する行為は、自制心であるとかセルフコントロールの類になると思います。
こういった計画性や自制心する力は言わずもがな人生に必要な力ですね。
お年玉は、子供の計画性や自制心を育むいい機会になるかもしれません。
このときのポイントは
うまく計画できたり欲をコントロールする方法も一緒に教えてあげることです。
具体的には、
「あとで欲しい物が出てくるかもしれないから、貯金しとくといいよ」と教えるだけではなくて、
「人間は手元にお金があるとつい使ってしまうから、例えば開けにく貯金箱に入れたりすると楽にお金を貯めることができるよ」などのように、
計画や自制を達成する具体的なコツも教えてあげます。
そうすることで、
子供が根性論で我慢して結局は我慢できずお金を使ってしまい、「自分はダメなんだ」と思うに至る状況を避けることができます。
具体的な方法論を教えることで、
こうすればうまくいく、欲求に流されず自分をコントロールできるという自信と経験を積むことができます。
こういう自身や経験といった成功体験がその子の自制心をさらに高めます。
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参考資料
『お年玉に関する意識調査 2019』(住信SBIネット銀行株式会社)2019年12月20日検索
『小中学生のお年玉に関する意識調査』(バンダイ)2019年12月20日検索