子供と一緒に見る、あるいは子供に見せることを想定しての検閲的レビューです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
パプリカ(アニメ映画)は子供に見せて気まずくないか?

パプリカ映画ポスター Unframed 689314
アニメ映画である「パプリカ」は、子供に見せたり親子で観ると比較的気まずい作品ではないかと考えられます。
具体的には女性の裸体のシーンが数回あり、(過激というほどではありませんが)これにより幾分気まずい思いをするでしょう。
またストーリー自体もやや複雑であるため、子供が十分に楽しめるかと言えば難しさがあるでしょう。
解説
作品の概要
同名のSF小説を原作とするアニメ映画「パプリカ」。
作品の評価は高く、玄人界隈では有名な作品の1つと言えます。
「パプリカ」は他者と夢を共有できる装置「DCミニ」をめぐるSF映画です。
つまり他者の夢に介入できる装置を悪用しようとする者と、それを防ごうとする主人公側の攻防が描かれます。
やや不気味な作画で描かれる凝った演出と、「夢に干渉する」という考えさせらえるテーマ。大人目線では興味深い作品と言えます。
気まずいシーン
大人が見ればなかなか興味深い作品である「パプリカ」ですが、「親子で楽しく観る」には適さない作品だと思います。
冒頭で述べた通り気まずいシーンがあり、ストーリーも難しいので、わざわざ子供に見せる必要はない作品と言えるでしょう。
「パプリカ」では女性の裸体が描写されるシーンが大きく2つあり、これが気まずいシーンと言えます。
1つは主人公である千葉敦子(ちばあつこ)が敵に拘束され、裸体の姿にされてしまいます。(陰部は角度的に曖昧にされますが、明らかに胸部は描写されます)
2つ目のシーンはクライマックスであり、巨大な影のような女性が敵を飲み込む夢が描写されるのですが、このときの女性も裸体です。
いずれもストーリーの流れとしては不自然な展開ではないのですが、いかんせん「パプリカ」は作画もそれなりにリアルなので裸体のシーンもそれなりにリアルなものとなっています。