友達の名前を言えるのは何歳から?
子供が友達の名前を覚えて言えるようになるのはおおよそ2歳頃からです。
友達の名前を言えるには言葉を話す言語発達と、他者に興味を持てるコミュニケーションの発達双方が必要と考えられます。
解説
友達の名前を覚える年齢
子供の発達を見る検査に、津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
子供の発達を全体的に見ることができる問診形式の検査です。
これによると、遊び友達の名前を言えるのはおよそ2歳頃の発達と位置付けられています。
個人差はありますが、一般的に2歳頃は「まんま たべる」といった二語文の表現が見られる時期です。
また、自分の名前を答えることができる時期でもあります。
友達の名前が言えないとき
友達の名前を子供が言えない場合、具体的にどのような理由で言えないのかの見極めが必要です。
まずはそもそも言葉が出ているのかは重要です。
先述の通り2歳頃は二語文を言えたり、身の回りの物の名前や自分の名前などを言うことができる時期です。
こういった言葉の発達の土台自体に課題がある場合は、全体の発達の促しが必要でしょう。
また友達が目の前にいれば名前を言えるのか、目の前にいても名前を言えないのかという観点も重要です。
目の前にいても名前を言えないなら当然友達の名前を覚えていないのでしょう。
目の前にいれば友達の名前を言えるけれど、家で「誰と遊んだ?」などの際に出てこないなら、過去の話題を話す力が難しいのかもしれません。
この場合は友達の名前を覚えさせるというより、普段の会話・雑談で会話に慣れていくことが有意義でしょう。
そもそも友達に興味を示していないという場合もあります。
一人遊びが主であり友達と関りがなければ、友達の名前を覚える機会も乏しいでしょう。
同年代の友達との遊びの中で、その子がどのように他者と関わっているかを見てあげましょう。