【目次】 [close]
駄々をこねるのはいつまで?
「駄々をこねる」とは一般的に子供が親の言うことを聞かず、自分の欲求をただただ主張するような状況を指すかと思います。
欲求の内容、子供の心理的な状況、日々の環境などによって一概には言えませんが、
4歳頃には駄々をこねることは減っていくと考えられます。
解説
駄々をこねる時期
冒頭で述べた通り、「駄々をこねる」とは相手の言うことを聞かないで一方的に自分の欲求ばかり主張したり、他者の提案に対して「イヤ」という否定ばかりで歩み寄りがない状況を指すかと思います。
このため親としては「甘え」や「わがまま」という印象を持つことが多いのではないでしょうか。
こういった駄々をこねることが多い時期は俗に「イヤイヤ期」と言われることがあります。
イヤイヤ期はおおむね「第一反抗期」のことを指す場合が多く、第一反抗期はおおむね1~2歳頃に見られ、3歳頃から徐々に減少していきます。
子供の社会性の発達
子供の発達を見る検査に、S-M社会生活能力検査というものがあります。
幼児期・学童期と比較的幅広い年齢帯で発達を見ることができる検査です。
言語能力や運動能力といった機能的な力だけでなく、検査の名前通り生活習慣に着目した項目も豊富な点が特徴と言えます。
これによると公共の場(お店や乗り物の中)で駄々をこねないのは3歳半から4歳後半頃の発達と位置付けられています。
子供が駄々をこねるときはどうしたらいいか
以上のように子供が駄々をこねず自分をコントロールできる時期に目安はあるものの、個人差があるのは当然でしょう。
子供が駄々をこねる場合はそれがどのような状況でありどういった背景があるのかを考えることが大切です。
例えば子供が駄々をこねる原因が単純な第一反抗期、つまり発達の自然な途中経過であれば、ある程度は見守る必要があるでしょう。
また、駄々をこねることで自分のわがままが通る家庭環境であればそれは一定の改善が必要でしょう。
お店で泣きわめいて親が困り、親がおもちゃを買ってあげれば当然子供は「泣きわめけばおもちゃが買ってもらえる」と学習するでしょう。
すると子供が駄々をこねることが習慣化していきます。
子供の駄々こねは発達の過程としてある程度は見られる現象ですが、日々の接し方によって助長されてしまう面もあります。
このあたりの対応はイヤイヤ期の対応と通ずるものがあるので、以下に触れていきます。
イヤイヤ期
イヤイヤ期とは?
イヤイヤ期の対応方法