子供だけで遊びに行くのは何歳から?
子供達だけで遊べるのは何歳頃からでしょう?
「子供達だけで遊ぶ」ということの意味は、2種類あるのではないでしょうか。
1つは例えばママ友同士で集まって親同士はおしゃべりをして、一方子供達は子供達同士でリビングや公園で遊んでいる。
もう1つは、子供が一人で家を出て、友達と外で遊んで帰ってくる。
前者は「子供同士のコミュニケーションが成立する」ということですね。
後者は「一人で遊びに出かける」ということですね。
「一人で遊びに出かける」という意味で考えると、早くて5歳前後には一人で遊びに行くことも可能かもしれません。7歳前後であればより無難でしょう。
ちなみに、「子供同士のコミュニケーションが成立する」という意味においては、以下をご参照ください。
「一人で遊びに出かける」とは?
一口に「一人で遊びに出かける」と言っても、その状況は様々ですね。
マンションの隣の家の友達の所へ行くならそんなに心配のないかもしれませんが、一駅先の友達の家となると小さいうちは心配です。
また、その道順を子供がどのくらい慣れているかにもよるでしょう。
「一人で遊びに出かける」際の行き先は、子供がその道順や相手をしっかり覚えていることが前提になります。
その上で、どういった状況なら何歳くらいで遊びに行けるのか考えてみます。
子供の遊びと発達
遠城寺式乳幼児分析的発達検査、津守式乳幼児精神発達質問紙、KIDS乳幼児発達スケール。こういった発達検査を参考に、子供の外出に関する発達を考えていきます。
一般的な発達において、
子供はおおむね5歳頃になると、親から離れて子供同士だけで遊びに行く様子が見られるようです。
この頃なごく近距離であれば子供だけで遊びに行けそうですね。
また、道路の信号などを見て横断歩道を渡る習慣は6歳前後に身につくとされています。
そして7歳前後になると、道順を言語化できる説明能力もずいぶんとついてきます。
以上のように、5~7歳という時期が、子供が一人で遊びに出かけることに関してポイントになってきそうです。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
特に車が通る道路などはやはり危険なので、あくまで自己責任の下、家族でよく話し合って方針を決めたいものです。
また、国によっては子供だけで外出させることを禁止している国もあります。
日本はそのあたりは寛容ですが、一昔前と比べると日本も子供同士だけで外出させることに慎重になっている傾向はありますね。
子供が一人で遊びに行く習慣は、その子の発達や行き先の距離だけでなく、文化的背景も影響しそうです。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧