カード対話とは?
心の道具箱(Tools of the Mind)とは、非認知能力や実行機能を高めると考えられている幼児教育カリキュラムです。
心の道具箱には複数の活動がありますが、そのうちの1つがカード対話です。
カードを用いて会話における聞き手と話し手を視覚化していきます。
解説
概要
心の道具箱におけるカード対話とは、会話のやりとりを視覚化する遊びであり支援でもあります。
カードを使って聞き手・話し手の役割を明確にし、役割交代をしながらどちらも経験していきます。
聞き手のと話し手のカード
カード対話では聞き手を表す耳のカードと、話し手を表す口のカードを準備します。
話し手は口のカードを持って話し(あるいは絵本を音読します)、聞き手は耳のカードを持って聞くことに専念します。
カードを使うことで役割を明確化・視覚化していきます。
こうして「人が話しているのを途中で遮って自分が話す」といったことをせず、上手に会話を展開する経験を積んでいきます。
その後に役割を交代していきます。(交代前に聞き手が一言感想などを言ってもいいかもしれません)
心の道具箱(Tools of the Mind)とは?
参考資料
『実行機能の初期発達,脳内機構およびその支援』(心理学評論刊行会)2021年11月6日検索
『実行機能を高める「心の道具箱」(Tools of the Mind)の実践 小学校知的障害特別支援学級での取り組み』(福岡教育大学学術情報リポジトリ)2022年7月30日検索
『「心の道具箱」のカリキュラムは幼少期に自己調整力と学力を向上させる 』(龍谷大学研究部)2022年7月30日検索
『Tools of the mind』2022年7月30日検索
『Tools of the Mind という幼児教育プログラムについて(その1)』(思いつくまま気の向くまま・・・)2022年7月30日検索
『Tools of the Mind : Vygotskian approach to early childhood education / E. Bodrova, D.J. Leong.』(ResearchGate)2022年7月30日検索
『Tools of the Mind Getting to Know Us:Kindergarten』(3rd Grade Reading Success Matters)2022年7月30日検索
『幼児期の非認知能力と実行機能の関連における研究の現状と課題』(北海道教育大学学術リポジトリ)2022年7月30日検索